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第3回土佐清水市黒潮セミナー | ![]() |
土佐清水市では、平成15年4月6日に土佐清水市以布利に「海洋生物研究施設じんべえ館」を設置し、高知大学・愛媛大学をはじめとする学生や研究者を受け入れています。今後、さらに大学・学生・研究者等と土佐清水市との関係を深めるとともに、地元との交流の拡大、研究結果の地元への還元、「さかなのまち土佐清水」の情報発信を目的としてセミナーを開催します。 |
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●発表要旨 : |
1:宗田節の健康パワー 木原 智香(高知大学農学部栽培漁業学科4回生) 土佐清水市の特産品の宗田節には、一体どんな健康パワーがあるのか、探ってみました。宗田裸節・宗田本枯れ節の水抽出、アルコール抽出には、アレルギーを抑えるパワーがありました。これは、くしゃみやかゆみの原因となるヒスタミンが体内に放出されるのを阻止したり、皮膚の炎症を引き起こす酵素の働きを抑えることが分かりました。 また、高血圧を抑えるパワーがあるのかを現在実験中です。 宗田節に秘められたパワーに興味ありませんか? 2:マダイとチダイの子供が一緒に生活できるわけ 山岡 耕作(高知大学大学院黒潮圏海洋科学研究科教授) マダイとチダイはよく似た形や体色をもち、遺伝的にも近い関係にある魚です。この2種は子供のとき(稚魚期)に同じ所で生活していることがよく観察されます。このようによく似た魚が同じ所にいると、生きていくための要求、例えば食べ物や生活場所が重なり、諍いがおこるのでは、と心配になります。今回のセミナーでは、よく似た近縁の魚達が如何にして同じ所で生活できる様になっているのかを、マダイとチダイを例に話したいと思います。 3:ズバッと決めたい、清水さばの旬! 五十川 章子(株式会社サニーマート) 清水さばは、足摺岬沖で立て縄漁により通年漁獲されるゴマサバで、高知県では、地域食材として古くから県民に親しまれてきました。足摺岬沖で漁獲されるものは、漁獲量が多いことや、魚体が大きく鮮魚で利用されることが多いことなどから、ゴマサバの中でも特に「清水サバ」として珍重されてきました。 一般的に、消費者は「旬」の食材を好みますので、旬の掲示は消費者の購買意欲に影響を与えると考えられます。清水さばの「旬」は脂ののる秋〜冬といわれていますが、これは経験によるもので、脂ののりの季節変動については、科学的に解明されていません。そこで、本研究では、脂ののりの季節変動から、清水さばの「旬」を明らかにしていきたいと思います。 |
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