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高知大学 > イベント情報 > 第3回土佐清水市黒潮セミナー |
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平成19年度高知大学大学院黒潮圏海洋科学研究科 公開セミナー「危機に瀕するサンゴ礁」 |
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●日 時 : 平成20年1月30日(水) 17:00〜18:30 |
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●場 所 : メディアの森ホール 6階 メディアホール |
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●講 師 : 大森 信 (オオモリ マコト) [(財)熱帯海洋生態研究振興財団 阿嘉島臨海研究所所長、 東京水産大学名誉教授] |
●内 容 : |
環境破壊が世界の海で急速に進んでいるなか、各地でサンゴ礁が次々に消滅しており、沖縄本島をはじめ,南の島嶼国などには深刻な地域が増えています。陸上の開発,水質悪化,エルニーニョ現象などさまざまな要因によりますが、人間活動の結果、ここ20年で世界のサンゴ礁は半減したとも言われています。サンゴという無数の小さな生きものが造ったサンゴ礁が無くなれば、そこに棲む多くの生きものが姿を消し、沖合の魚までが減り、海水は濁り、二酸化炭素の吸収もなくなります。自然環境のさらなる悪化、観光産業、漁業の衰退など、地球にとっても人類にとっても大きなダメージになるのです。 サンゴとはどんな生きものか、サンゴ礁はどのように造られるのか、そして海の生態系の中でそれらが果たす役割の大切さについてお話ししながら、衰退するいっぽうのサンゴ礁の回復に向けて、私達が沖縄のサンゴ礁でこれまで行ってきた研究の成果をご紹介したいと思います。 |
●講師の略歴ほか : |
1937年大阪市生まれ。北海道大学水産学部卒業。同大学大学院、米国ワシントン大学大学院で学んだ後、東京大学海洋研究所、カリフォルニア大学スクリップス海洋研究所、ユネスコ自然科学局、東京水産大学などに勤務。2001年、東京水産大学教授を退官、名誉教授。日本プランクトン学会会長、慶應義塾大学理工学部らの非常勤講師、海上保安庁客員教授などを歴任。現在、熱帯海洋生態研究振興財団の阿嘉島臨海研究所所長。専門分野:生物海洋学、海洋生態学 著書:Methods in Marine Zooplankton Ecology (Wiley社)、蝦と蟹(恒星社厚生閣)、さくらえび−漁業百年史(静岡新聞社),海の生物多様性(築地書館)など。 |
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