南海地震!50秒前に知ったらどう対処するか

 最近では早ければ地震の強い揺れが届く数十秒前に、その地震の発生場所や大 きさについての情報発信が可能となりつつあります。この時間をいかに防災に活かすかが現在の重要課題であり、2004年から気象庁が「緊急地震速報」という名称で実証実験を進めています。そして2006年中に社会の様々な場面において実用化が始まる予定となっています。
 南海地震はこの緊急地震速報を活用し災害を軽減できる可能性がもっとも高い地震の一つです。大きな被害が予想される高知県では次の南海地震に備えるために、この情報の活用を進めていく必要がありますが、その効果や問題点は必ずしも多くの人に知られていません。そこで、この情報の活用について中部地方で実証実験などを行ってこられた名古屋大学災害対策室の林先生に講演していただき、高知県における啓蒙活動の緒としたいと思います。


講 師: 名古屋大学災害対策室  林 能成 先生
日 時: 2006年1月16日(月) 15時より (90分程度)
場 所: メディアホール(高知大学朝倉キャンパス「メディアの森」6階)
対 象: 一般市民のみなさま, 防災関係者, 本学教職員・学生
問合せ先: 高知大学理学部附属高知地震観測所
         久保篤規 ( TEL: 088-844-8464  E-mail: akubo@cc.kochi-u.ac.jp )