発表シーズ内容

氏 名 シ ー ズ タ イ ト ル シ  ー  ズ  説  明
吉田勝平 情報記録・表示用機能性色素の開発 エレクトロニクス技術と結びついた情報記録用および情報表示用色素の開発; 高密度光記録用色素,昇華熱転写記録用色素,インクジェット記録用色素,有機エレクトロルミネッセンス用色素など
太陽電池用光電変換色素の開発 太陽電池の研究は,これまでアモルファスシリコンを代表とする無機半導体に集中していたが,光電変換効率が高く,低コストで大面積化が容易な色素増感太陽電池が将来有望視されている.
農園芸フィルム用波長選択吸収・発光色素の開発 これまでに近赤外吸収色素や蛍光・燐光発光性色素を開発してきた.これらをプラスチックフィルムに組み込み太陽光の波長分布の制御と植物の成長コントロールについて研究し,農園芸用被覆材料の開発を目指す.
医療診断用色素およびセンサー用色素の開発 pHや極性の変化,イオンや分子認識応答性の蛍光性色素母体をシーズとして開発している.ニーズとの出会いがあれば,分子設計を見直し新たな応用展開を図りたい.
上田忠治 電気・光・触媒を複合した環境負荷低減型酸化還元反応の開発 電気的に制御した状態で光や触媒を複合利用して,酸化還元することによって,高選択的かつ高効率的な物質変換手法を開発する.
各種イオンの高感度高選択的定量法の開発 従来,前処理を必要としていた各種イオンを高選択的な化学反応を利用することによって,簡便かつ高感度な定量法を開発する.
小槻日吉三 特殊反応場を活用したファインケミカル合成 有機医薬品材料,有機工業材料,液晶材料等,有機化合物の効率的変換によるファインケミカル材料の効率的合成.
未利用資源の有効利用技術の開発 炭酸ガスの固定化,C1−C5炭素原料の効率的利用法の開発等.
有機医・農薬資源の開発 制ガン剤,抗腫瘍性物質,抗アレルギー物質,昆虫フェロモン等の合成.それによる医・農薬材料の効率的供給.
渡辺 茂 金ナノ粒子を利用した生体分子の高感度検出薬の開発 血液検査など臨床化学分析分野において,ラマン分光法を利用した微量な生体物質の定量・定性分析を可能にする増感剤の開発.
藤山亮治 低分子有機化合物の反応性・選択性の評価 非経験的分子軌道法による有機分子の反応性および選択性の評価(さらに反応機構の解明),反応速度の決定.
米村俊昭 抗菌紙をはじめとする様々な抗菌材料製品への銀錯体の利用 銀系多核錯体の抗菌剤としての応用,紙・プラスチック製品等への抗菌性銀錯体の添加無機系抗菌剤の開発,金属錯体の有効利用.
立川 明 柑橘類果皮精油成分の有効利用 精油抽出,還元処理による安定化,芳香性の検討.
エステル,アミド,イミド合成反応過程の無溶媒化 アルコールやアミン類のアシル化反応を無溶媒で行う.酸塩化物とアルコールの反応,酸塩化物とアミンの反応,酸無水物とアルコールの反応,酸無水物とアミンの反応.
越智雅光 海藻の機能性物質の利用技術 海藻に含まれる有用物質(抗アレルギー物質,抗菌性物質,抗酸化物質等)について,医薬,機能性食品,化粧品,浴用剤等への素材開発を行う.
植物の機能性物質の利用技術 植物に含まれる有用物質(抗腫瘍性成分,抗菌性成分,芳香成分,殺虫性成分等)について,医薬,農薬,機能性食品,化粧品等への素材開発を行う.
北條正司* 清涼飲料水およびアルコール飲料の品質向上 酒の熟成機構を解明する過程で,「おいしい酒」と「おいしい水」の間に共通点があること見出した.その技術を,清涼飲料水およびアルコール飲料の品質向上に応用する.
蒲生啓司 分離・分析技術の開発と応用研究 環境試料分析への対応として,或いは高選択的分析法の開発に向けて,質量分析法を中心とした分析法を提供する.サンプリング法及びその基材開発,前処理法の改善,分離基材の開発等々.
川口 浩 溶液を反応場とする無機合成の評価 金属錯体に関する置換反応、電子移動反応、及び立体化学の研究を基に、多様性に富む無機化合物の合成操作の開発
柳澤和道 水熱反応による環境汚染物質や産業廃棄物の処理処分および有効利用 有機塩素系化合物の分解処理,有機系廃棄物の水,二酸化炭素までの完全分解,無機系廃棄物の固化処理・重金属固定化・ゼオライト化・多孔体化など.
無機化合物合成技術 水熱法によるセラミックス粉末合成,単結晶育成,及び固相反応法などによる粉末合成.
消石灰合成の基礎的研究 蒸気消化,湿式消化,乾式消化の基礎的研究。特に蒸気消化を利用した高活性消石灰の合成.
梶芳浩二 BaTiO3などの複合酸化物系微粒子の合成 BaTiO3をはじめとする複合酸化物微粒子の合成,電子セラミックス,電子部品.
島内理恵 イオン伝導性を持つセラミックスの合成 燃料電池・NAS電池・センサー等に応用できる可能性を持つ無機セラミックス粉末を合成する方法について.水熱法を中心としたプロセス開発,試料の焼結性,電気的物性など.

    * 当日欠席