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取組事例テーマ

海底鉱物資源の生成環境を科学する 〜“人類共通の財産”を理解するために〜

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深海底に広がるマンガンクラストと底棲生物
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高知大学での国際技術研修の一コマ
取組概要

 北西太平洋は特異な地球科学的環境にあるため、深海底には貴金属やレアメタルを含む金属鉱物資源が分布しています。特に、陸上資源と大きく異なる点は、人類共有の財産と規定され、国際法の下で地球環境への負荷を最小限に押さえた開発とすることが世界共通の目標となっていることです。国際海底機構のLodge事務局長は、科学研究は持続的資源開発への基盤(key)と述べています(2019.5)。 

 高知大学では、多様の研究機関(海洋研究開発機構、石油天然ガス金属鉱物資源機構、産業技術総合研究所等)、大学、民間会社、海外研究機関などと連携して、地球科学的実態や資源形成のメカニズムの理解を目指した多様な研究を進めています。効率的、経済的な探査や開発に貢献するとともに、資源の多様性解明、地球環境変遷と資源形成の関連把握、学生・院生・研修生等の人材育成、現地調査など、地球科学的研究における教育研究活動を進めています。

今後の展開

 海底鉱物資源のなかで、コバルトリッチ・マンガンクラストの科学研究、資源探査がこの海域で実施される中で、関連する研究機関、調査機関、行政機関、民間企業などと具体的な連携、共同、交流活動を推進し、研究成果の発信や提言をおこなう。

担当者
パートナーシップ
部局横断の教員及び外部組織との連携による取組
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