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取組事例テーマ

宝石サンゴの持続可能な漁業活動に向けた科学的知見の提供

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7600年前の宝石サンゴ
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増殖基質と埋め込まれたアカサンゴ稚苗
取組概要

 宝石サンゴは高知県の伝統的な特産品として地域経済と産業を支える重要な資源での一つです。宝石サンゴ漁では国の漁業法や地域の漁業組合が定めた規定に基づき、漁期・操業時間・漁法・漁場・重量・サイズなどが厳しく制限されていますが、宝石サンゴの生態や寿命、並びに資源量に関する科学的知見は十分ではなく、これらの規制が効果的かを評価できていません。そこで、海洋コア総合研究センターでは、持続的な漁業活動に向けた下記の研究活動を進めています。

(1)放射性炭素年代測定:宝石サンゴの放射性炭素同位体年代測定を行った結果、7600年前から足摺沖の漁場に生息していることが示されました。

(2)小型の増殖基質の開発:漁獲された宝石サンゴの生きた先端(稚苗)を、右の写真の様に増殖基質に埋め込んで放流します。円盤型の形態は上下がひっくり返らないように工夫されたもので、100mほどの深さの海底まで沈んで安定して生育することが期待されます。2020~21年度には投入試験や投入後の基質の観測といった共同研究を進めました。

今後の展開

 今後は、資源量推定に向けた科学データの取得を進め、宝石サンゴの持続可能な利用の実現に向けたアクションを産官との連携で推進して行きたいと考えている。

担当者
  • 准教授
    奥村 知世
    高知大学 教育研究部 総合科学系 複合領域科学部門
  • 客員教授
    公文 富士夫
    高知大学 海洋コア総合研究センター
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