高知大学 農林海洋科学部 大学院 総合人間自然科学研究科農林海洋科学専攻

教員情報(地域連携情報)

氏名

あらかわ りょう

荒川 良
自己紹介
所属学系部門 総合科学系 生命環境医学部門 研究者情報
メールアドレス 高知大学研究者総覧
ホームページ http://www.cc.kochi-u.ac.jp/~arakawar/index.html
研究紹介 1.寄生蜂の飼育方法:特開平5-103563寄生蜂によるイエバエ防除のためにハエ飼育培地に幼若ホルモン用化合物を処理し、そこで蛹化したハエの蛹に寄生蜂を寄生させる飼育方法の開発
2.天敵昆虫を用いた農林業害虫の防除の研究
3.園芸作物栽培における総合的害虫管理技術の開発
4.高知県の昆虫相の解明
研究がこのように生かされています。
また、生かされることを期待しています。
化学物質を多用する農業から脱却し、天敵利用を中心とした害虫防除方法を主体とする環境保全型農業を推進します。特に高知県産の土着天敵を利用した防除方法の開発に特に重点をおいて高知県農業技術センターとの共同研究を実施しています。高知で開発された害虫管理技術が西南暖地から熱帯・亜熱帯での環境保全型農業に実用化されることを期待しています。また、高知県の多様な昆虫相を解明し、生物多様性の保全の重要性を県民とともに考えていきたいと思っています。
社会人を対象
とした講演
[題目]
「日常生活における害虫対策」

[内容]
地球上の全動物種の内5分の4が昆虫類です。その中には何らかの形でヒトに害を与える種類がいます。特にヒトの日常生活に関わる衛生害虫類について、その対策法について紹介します。

[題目]
「身近な昆虫とのふれあい方」

[内容]
老後の楽しみとして、昆虫類の観察を推奨します。庭先に昆虫を集める方法、里山などでの昆虫類の観察方法、昆虫の採集や飼育、標本作成方法について解説します。
高校生を対象
とした授業
[題目]
「虫で虫を退治する」

[内容]
環境保全型農業では天敵を利用した害虫防除が重要です。農業現場で実際に利用されている天敵昆虫・ダニ類の寄主利用戦略を解説します。
小学生、中学生を対象
とした授業
[題目]
「昆虫とふれあう。モンシロチョウを飼育しよう」

[内容]
春季限定(3-5月)。農学部キャンパス内のアブラナ科雑草、FSCの栽培アブラナ植物等からモンシロチョウの卵や幼虫を実際に採集します。その飼育方法と観察方法について、教示します。また、幼虫や蛹に寄生するハチやハエの存在を実際に体験します。小中学校の先生もご参加下さい。

[題目]
「昆虫採集と標本の作製」

[内容]
夏休みの土日限定。「夏休み昆虫相談室」を設置し、昆虫採集の方法、飼育観察方法、標本作成方法についての相談に応じます。希望者には農学部キャンパス内でのセミやトンボ、チョウなどの採集方法を実地で教示します。

[題目]
「害虫と益虫」

[内容]
昆虫の中には害になるものや役に立つものがいます。田や畑、家の中にいる害虫、益虫を紹介し、そして害虫を食べる昆虫がビニールハウスで活躍していることを紹介します。
キーワード 昆虫、天敵、環境保全型農業、総合的害虫管理、生物多様性