日本の西南暖地に位置し、黒潮が接岸する高知県は、東南アジアやアフリカなど熱帯・亜熱帯地域の農学研究の最前線でもあります。
農林海洋科学部では、そのフィールド特性を活かし、様々な制度やプログラムを通じてグローバルな学びを展開しています。
インドネシア3大学(ガジャマダ大学、ボゴール農業大学、ハサヌディン大学)、四国3大学(愛媛大学、香川大学、高知大学)の6大学が協働して実施する、学生の相互派遣・受入プログラムです。
目的
熱帯地域における農業発展に関する教育研究を協働で進めること
内容
両国の学生が年2回(日本とインドネシアで1回ずつ)、2~3週間にわたって共に農山漁村に滞在し、サービスラーニングに取り組みます
履修
1年生から
東南アジア諸国を訪問し、海外の現場を体験しながら地球規模で農学を学ぶプログラムです。
目的
持続的農林水産業、食料、環境など幅広い視野を持って地球規模で活躍できる人材を育成すること
内容
国際的な現場における技術開発や技術移転に必要な知識、技術、英語によるコミュニケーション力などを習得するため、複合的なカリキュラムが組まれています
履修
2年生から
農学に国境はなく、本学部の教員の多くが海外の現場や大学、国際機関などと連携して研究を行っています。これらのネットワークは教育にも最大限に活用されており、研究室配属後、学生も希望すれば海外をフィールドにした研究活動に取り組むことができます。
本学では、世界20カ国以上の国や地域の60を超える大学と大学間協定を、また約30の大学と部局間協定を結んでいます。この環境を活かし、様々な海外留学の制度が設けられています。
物部キャンパスでは、世界10カ国以上の国や地域から来たたくさんの留学生が学んでいます。また、キャンパス内にある海洋研究開発機構(JAMSTEC)との共同運営施設「海洋コア国際研究所」には、世界中から研究者が集まってきます。日々の研究やキャンパスライフを通じて、彼らと触れ合う機会も少なくありません。