高知大学 農林海洋科学部 大学院 総合人間自然科学研究科農学専攻

就職活動Q&A

就活体験インタビュー 企業就職

"粘り強い"地域の防災を
ハード・ソフトの両面から支えたい


山崎直哉
総合人間自然科学研究科2年(平成27年度)|愛媛県出身|
株式会社 四電技術コンサルタント|2年在学時取材

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山崎直哉さん

Q 就職活動を意識しはじめたのはいつ頃ですか。


A 就職をはっきり意識したのは修士1年の1月、活動を開始したのは3月です。最初はいくつかの就職サイトにエントリーし、履歴書を書いて送付することからスタートしました。


Q 業種や職種はどういうふうに絞っていったのですか。


A 実は学部生の頃は公務員を考えていて、国土交通省などでインフラ整備に携われたらいいなとか、漠然としたイメージを抱いていました。けれど研究室に配属され共同研究先をはじめ様々な企業の方と関わっていくうちに、公務員以外にもコンサルタントやゼネコンなどいろいろな道があることを知り、思い描くキャリアもより具体的になっていきました。
 実際に就活を開始した時には、「土木分野の技術職」で「四国内で働く」ことを第一志望とし、企業を絞り込んでいきました。


Q 現在の会社で働きたいと思った決め手は何ですか。


A 私の内定先である四電技術コンサルタントは、土木、建築、地域開発、環境保全などに関する総合建設コンサルタント企業で、今後さらなる地域や社会のニーズに対応するべく、耐震や再生可能エネルギーなどの新技術にも力を入れています。私の描く将来像は、大学6年間を通して学んだ知識や技術を活かし、地域に密着したかたちで地域の防災に資する仕事に携わること。それを実現できるのはこの会社だと思ったからです。


Q ご自身の就職活動におけるポイントは何だったと思いますか。


A 直接的な就職活動ではないのですが、丹念な情報収集です。私の所属する研究室は外部の企業の方や研究者が頻繁に行き来する環境で、懇親会なども多くありました。研究活動だけでなく、そういった親睦の機会を学びのチャンスにしていこうという先生の方針で、いろいろな人と深い話をさせてもらったり、生きた情報を知ることができたことで社会への視野が広がりました。


Q 高知大学で学べてよかった点を教えてください。


A 研究においては、尊敬する先生のもとで、防波堤や防潮堤など海岸保全施設の弱点を克服する新工法開発の一大プロジェクトに参画できたこと。そして学生活動として、「防災すけっと隊」に6年間、関われたことです。
特に防災すけっと隊では、幼稚園から地域の高齢者まで多様な世代や立場の人にあわせた防災授業を手作りし、出前授業を行いました。その数は6年間で20回以上に上ります。研究と学生活動の両面から防災に関わった経験は、企業面接でも大きなアピールポイントとなりました。


Q 資格の取得について教えてください。


A 私が学んだコースには、日本技術者教育認定機構(JABEE)が認めた教育プログラム(農業工学分野)が導入されており、学部卒業時に「JABEE認定修習技術者(技術士補)」の資格が取得できます。また防災に関しては高知大学独自の「防災インストラクター」という認定資格があり、私はそれも取得しました。
さらに私の場合は、日本防災士機構が認証する「防災士」の資格も個人的に取得しましたが、高知県ではこの資格取得にかかる費用を一部助成する制度があり、学生の身にはありがたかったですね。


Q 就職活動について、後輩にアドバイスはありますか。


A 大学院に進学した人の中には、まだ就職はしたくないからとか、就活がうまくいかなかったからといった理由の人もいるかと思います。けれどそうではなく、確固とした信念と目的を持って大学院の2年間を有意義なものにしてほしいと思います。それがきっと、希望の就職や将来のキャリアに結び付きます!


Q 今後の目標を聞かせてください。


A 私がこれから携わっていく仕事は、インフラ整備や構造物の設計など、いわば防災のハード面の対策です。けれど同時に、地域に暮らす人々の防災意識の向上というソフト面での対策が進まない限り、その効果は十分に発揮されません。そこで私は、仕事としてハード面の対策を担いながら、プライベートで地域にある自主防災組織などに顔を出し働きかけをすることで、ソフト面の対策にも貢献できたらと考えています。ハード・ソフトの両面から、"粘り強い防災"を実現していける人材になりたいと思っています。