高知大学 農林海洋科学部 大学院 総合人間自然科学研究科農学専攻

就職活動Q&A

就活体験インタビュー 公務員就職

土木技術は人を守ることが使命。
仕事を通じて社会に貢献していきたい


松山歩未
流域環境工学コース4年(平成25年度)|鹿児島県出身|香南市役所技術職(土木)|
4年在学時取材


中澤知美さん

Q 土木の道を目指されたのはどうしてですか?


A 入学当初は、土木に関するコースを選ぶことは考えていませんでした。農学部で学んでいても、コースが分かれていない2年生の時期だと、「土木って何に役立つんだ?」というような感じで具体的にイメージできなかった。そんな中、コースを決める時期に東北の震災が起こったんです。そのことで土木の道を考えるようになりました。将来、自分にどんなことができるのか、どんな仕事が可能なのか・・・考えが広がりました。


Q 流域環境工学コースでの特徴的な学びは?


A 流域環境工学コースは、3年生で1単位のインターンシップ科目を受講することが義務づけられています。土木の仕事は専門職。どんな仕事をするのか実際に社会の現場で体験してみることが重要です。私は高知市の出先機関で、土木関係業務のインターンシップをさせていただきました。そこには高知大学農学部の先輩も働いておられ、いろいろな話をお聞きすることができました。その先輩も女性の技術者で、尊敬できる社会人像を見つけることができたことは大きな収穫でした。


Q 就職活動を始めた時期を教えてください。


A 公務員試験対策に本腰を入れ始めたのは、4年生になる半月ほど前からです。公務員試験の日程などをまず全部まとめて、どこを受けるかを考えるところから始めました。その後、専門職や一般職の教本を買い勉強をスタートしました。就職支援室に公務員試験の過去問題集があったので、それを全部印刷して出題傾向をチェックしたり、その問題を解いてみて現状で何点取れるのか、また何点上げる必要があるのかを確かめたりしました。
就職支援室には、とても助けられましたね。就活セミナーの開講、履歴書の添削などもしてもらえますし、相談員の方が親切に相談に乗ってくださいます。


Q どのような勉強をされましたか。


A 専門職の公務員試験は出題範囲がすごく広いんです。応用問題も出題されますので、傾向を見つつ、広い範囲を長い時間かけて勉強していました。


Q 就職活動について、後輩にアドバイスはありますか。


A 就職活動は苦手意識を持たずに、意外と気楽にやったほうがいいのかもしれません。私は1回目の面接の際、面接用の本などを参考に、「こう聞かれたらこう答える」というように全部文章を作り込んで臨んだため、ガチガチになってしまいました。近年は人物重視の傾向もあるようなので、専門知識をたくさん持つだけでなく、なじみやすさ、打ち解けやすさをアピールすることも必要です。私も、いかに"いつもの自分"で勝負できるかということに苦心しましたね。


Q 就職先に高知県内を選んだ理由は何ですか?


A それは、大学4年間で高知のことが大好きになったからです!そして、大学に来て初めて、自分の力で築いた人脈がこの高知にできました。そのつながりを大切にしたいと思ったからです。両親も、やりたいことをやれという感じで私のことを応援してくれています。


Q この4年間で、最も成長したと思うのはどんなところですか。


A 切り替えが早くなったところです。以前の私は、ちょっと落ち込むことがあったら結構引きずって、しばらく立ち止まったりしていました。けれど、大学4年間でいっぱい失敗もしましたし、先生から叱られることもあったりして、強くなりました(笑)。
また、アルバイトもよい経験になりました。自衛隊の駐屯地にある飲食店でウェイトレスをしたり、ナスの収穫のバイトをしたり。あと、香南市の広報大使もさせていただきました。そういう経験で地域を知ったことも今の自分につながったと思います。


Q 今後の目標はありますか。


A 流域環境工学を学んだので、希望としては水辺に関わる仕事がしたいと思っています。防災、整備、それに環境保全などいろいろありますが、私は卒業論文で環境問題──藻類の研究などに取り組んできたので、できればその知識や技術を活かしていければうれしいですね。


Q これからの抱負を聞かせてください。


A 土木技術者の仕事は、人を守ることが使命です。なので、人を守れるものを造って社会に貢献していきたいと思います。男性が多い業界ですが、徐々に女性の技術者も増えつつあるようです。女性でないと気づかないこともありますし、そこを活かしていきたいと思っています。技術は日々刷新されます。新しい知識を学ぶことも必要ですが、大切なのはその知識を柔軟に使いこなし、きちんと住民の方にもお伝えして、人々の暮らし、環境を守ることだと思っています。そういうふうに仕事に関わっていけたらきっと幸せですね。


Q 今から入学してくる後輩たちにメッセージを。


A 流域環境工学コースは女学生が少ないんです。土木とか工学って、「物理ありそう」とか、「とっつきにくそう」みたいなイメージが強いと思うんですよね。でも、苦手な人がいることを想定した上で授業が組まれていますし、わかりやすく授業をしてくれるので、その辺は大丈夫です。大学から始めても充分間に合いますよ、物理。  それにおそらく、土木系は就職先もたくさんあると思います。女性技術者も増えていますから、ぜひ気負わずに飛び込んでみてください。かわいい女の子がいっぱい入ってくれたら、華やかになってうれしいですから(笑)。