高知大学農林海洋科学部・大学院総合人間自然科学研究科農林海洋科学専攻

学び360度! 先輩たちの声
大学での学び方や先生との関係、農学生生活、サークルなどなど……。
高校とは違う大学でのリアルな生活を先輩たちに聞いてみました。

大学院インタビュー

美容の観点から
精油の香りを分析

清水理惠

修士2年(2010年度)

学部生の時は、様々な材料でパン作り。いろんなチャレンジができて楽しかった

私が所属しているのは、食料生産プロセス学研究室です。 食品の機能が体にどのような影響を及ぼすのか研究していますが、同じ研究室でも各自研究テーマが違います。私の場合は、もともと様々な原材料が加工過程でどういった形、味の食品になるのか、食品開発の過程に興味があったので、学部生のときはいろいろなパンをつくっていました。

例えば小豆を粉状にして小麦粉の代わりにしてパンにしてみたり、後輩は雑穀パンなどもつくっていました。ちなみに私が試した小豆のパンは、膨らまないし美味しくなくて(笑)。でもいろいろなチャレンジができて、みんなで試食できたのは楽しかったですね。

研究室にずらりと並ぶパン製造機。いろいろな食材を使ってパンをつくり、研究室のみんなで食べました!

現在の研究テーマは「香り」。野菜からも精油!

現在はテーマを変えて、香りの分析をしています。
具体的には、果物や野菜から精油を抽出し、その香りを検査・試験して、最終的に香水や石けんとして使えるかどうか、美容の観点から分析しています。レモンやグレープフルーツなどの柑橘類は比較的失敗がないんですが、一度たまたまワケギが研究室に大量にあったので、試しに精油を抽出してみたことがありました。精油にすると意外に臭くないのですが、ワケギから精油を抽出する作業の時は、匂いがきつくて大変でした(笑)!

今、石けんをつくる準備をしています。また、自分の研究している香りをハンドクリームなどにも応用できたらいいな、と思っています。

研究室には、香りの研究をする特殊機械があります。様々な野菜や果物をチャレンジしています。

[高校生の皆さんへ]

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