高知大学農林海洋科学部・大学院総合人間自然科学研究科農林海洋科学専攻

進路・就職
ここでは、各学科のキャリアイメージと先輩たちの就活体験談、
就活サポート体制や取得できる資格についてご紹介します。

−先輩たちの就活体験−

就活でわかった自分が本当にやりたいこと

清水綾華

暖地農学科4年(2009年度取材)
千葉県出身
伊藤ハム株式会社 内定

Q 就職活動を始めた時期をおしえてください。

就活を始めたのは3年生の10月頃。大学の就職室が主催している「3大学コラボ」というイベントに参加しました。でも本格的に動き出したのは12月くらいです。

Q どのような就職活動をしましたか。

私は実家が千葉なので、一ヶ月ほど実家に帰り、集中的に就活をしました。最初は業種を絞らず、いろいろな企業の説明会に行きました。70社以上はまわったと思います。
私は食料生産プロセス学研究室で食品の製造工程を研究していたので、説明会に参加するうちに、やはり食品系の企業に行きたいと思うようになりました。そして、自分が本当に美味しいと思う食べ物を作り世の中に提供していきたいと思い、メーカーに絞っていきました。たくさんの食品メーカーを受けましたが、第一志望だった伊藤ハム株式会社に無事内定をいただきました。入社後は、生産技術職として千葉の工場に勤務予定です。

Q 就活中のエピソードを教えてください。

私と同じように食品メーカーをまわっている他校の友人と知り合い、友達が増えました。就活を通してすごく交流の輪が広がったと思います。また、食品メーカーの説明会ではお菓子やお弁当のお土産があって、とても楽しかったですね。

Q 就活中に自己分析はしましたか。

必死にやりました。最初に自己分析をしようと思ったきっかけは、エントリーシートを企業に提出したときです。自分という人間について、何を書いていいか分からない。それからはノートに自分のことを書き出し、ときには実家の母やアルバイト先の店長に話を聞いて、自分自身について突き詰めていきました。
就職活動は私1人だけでは限界がありますから、朝倉キャンパスの就職室でアドバイスもいただきました。面接が通らず落ち込んでいたときも就職室の方が相談にのってくださり、実家に帰っていた時期もメールでシートを添削してくださいました。とても助かりました。自己分析は、その後の面接やディスカッションに活かすことができました。自分自身のことがよく分かっていたので、面接でしっかり自己アピールができましたし、グループディスカッションでは自分のポジションを明確にすることができました。

Q 高知大学に入ってよかったことは何ですか。

自然と触れ合う機会が多く、関東にいたときよりも視野が広がったと思います。また一人暮らしを経験したことで、自分の身の回りについてしっかり考えるようになりました。
また、就職にも有利だったように思います。多くの学生がいる都会の大学と違い、高知大農学部というだけでインパクトがあったようです。企業人事の方がすぐに覚えてくださり、うれしかったですね。

Q 就職活動について、後輩にアドバイスはありますか。

まずは思うままに挑戦してみることだと思います。なんでも過程が大事だと思う。やってみて結果がどうであれ、その過程を通して成長するはずです。 また、情報は待っているだけでは集まりません。自分から行動していろいろな情報を収集することが大切です。

Q 今後の目標を教えてください。

良い意味で、落ち着かずにいたいと思います。今自分ができる以上のことができるように、積極的にスキルアップを図っていきたいですね。そして常に学ぶ姿勢を忘れずにいたい。誰からも学び取れるように、工場で頑張っていきたいと思います。 入社後は商品企画を希望しています。まずは工場で技術を磨いて、将来的にはヒット商品を出すのが目標です。それから、伊藤ハムは現在業界2位ですから、業界1位になるよう少しでも会社に貢献できればと思っています。