高知大学農林海洋科学部・大学院総合人間自然科学研究科農林海洋科学専攻

進路・就職
ここでは、各学科のキャリアイメージと先輩たちの就活体験談、
就活サポート体制や取得できる資格についてご紹介します。

−先輩たちの就活体験−

多くの人の食生活を
支えていきたい

岡田尚樹

食料科学コース4年(2010年度取材)
大阪府出身
株式会社フジッコ 内定

Q 就職活動を行った時期はいつですか。

エントリーシートの作成を始めたのは、大学3年の11月頃です。その後、2月から約1カ月間、地元大阪に帰り集中的に企業を訪問しました。最終的には、5月下旬に株式会社フジッコの技術職に内定をいただきました。

Q 食品関係の会社を志望した理由は何ですか。

さまざまな会社の雰囲気を感じたかったので、最初は業種を絞らず50社以上の会社説明会に参加しました。活動を続けていくなかで、やはり大学で学んだ食品化学の分野で働きたいという思いが強くなりました。

Q 入学したきっかけや、入学してよかった点をお聞かせください。

農学に興味を持ったのは、農業高校の教師をしている父の影響です。昔から家の田んぼや畑で米や野菜を作っており、食を身近に感じながら育ちました。
高知大学の農学部は、幅広い勉強ができるのが特徴だと思います。1年時のフィールドサイエンス実習では、稲作や野菜栽培から、海洋調査、さらに森林学習まで、実体験を通して農学を学びました。さらに食料科学コースやゼミの応用微生物学研究室では、食品の分子レベルの研究や微生物の研究など、専門分野を学ぶことができました。

Q キャンパス生活で印象に残っていることは何ですか。

先ほどお話ししたフィールドサイエンス実習を通し、同級生ととても仲良くなれたのが印象に残っています。また、農学部ではクラス分けがあり、各クラスに1、2回生が在籍しています。クラス単位でバーベキューやボーリングなどのイベントを開催し、友人と打ち解けることができました。
個人的には、車で四国八十八箇所を巡ったのもよい思い出です。ドライブ途中にきれいな景色を眺めたり、お年寄りとお話ししたり、とても楽しい経験になりました。
アルバイトも3年間、同じ店で続けました。大学生なので勉強がもちろん一番大切ですが、時間を有効に使っていろいろなことにチャレンジできたと思います。

Q 後輩にメッセージをお願いします。

大学時代は、何かに一生懸命取り組むことをお勧めします。僕は、在学中に約20個の資格を取りました。卒業する時に、「頑張った!」と自信を持って語れることに取り組みたかったんです。
取った資格は、大型特殊免許や小型船舶など、仕事とは直接関係ないものも多くあります。しかし、自分が一生懸命取り組んだことに自信を持っていますし、就職活動でも、その思いや取り組みを企業の方に伝えることができました。

Q 今後の目標を教えてください。

医食同源という言葉の通り、食事は日々の生活にとても大切なものです。これからは、すべての人のバランスのよい食生活を支えていきたい。そして将来は、お子様から年配の方まで安心して食べていただける食品を開発したいと思います。