【えんむすび隊】「高知の伝統料理を残そう!プロジェクト」in越知町

2019年3月11日
 12月9日の日曜日。徐々に寒くなりつつある中、えんむすび隊で4名の学生が越知町の交流施設おちぞねにお伺いしました。おちぞねは、高知大学朝倉キャンパスから車で40分ほど離れた高知県越知町の中心商店街に設置された、商店街活性化のための交流施設です。普段は、地域おこし協力隊の方々の活動拠点として利用されています。古民家をリノベーションしたおしゃれなつくりをしています。

 今回のえんむすび隊では、越知町の集落で伝わる伝統料理を残していくために、レシピの可視化を行っていく取り組みに参加しました。学生たちには越知町のことを知ってもらうことや、高知の伝統料理を知ってもらうことをねらいとしています。
 
 おちぞねに着いた学生たちは、まず地域おこし協力隊や役場の皆さんから、越知町のことについて紹介をしてもらいました。越知町を紹介するPVなども見ながら、越知町の魅力について学んでいきます。そして、作業についての説明を受けていきます。今日の作業は住民の方が作る伝統料理を手伝いつつ、材料や作業手順などを記録していくことです。
 
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 作業の説明後、調理設備のある保健福祉センターに移動し、まずは住民の方にご挨拶です。今回は柚野地区、中大平地区の2地区からおいでいただいていました。その後は、自己紹介などで簡単なコミュニケーションをとった後、学生も2組に分かれて作業開始です。
 
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 柚野地区チームはこんにゃくの白和え、りゅうきゅうの信田巻き、大根なますを作ります。中大平地区チームは黒豆のお赤飯、ぜんまいの炒め煮、酢カブを作ります。学生はそれぞれ2名でお料理を手伝ったり、写真を撮ったり、記録をしたりと大忙しです。地域の方は手際が良く、ゆっくりしているとおいていかれます。「ちょっと待ってください~」「今のは何ですか?」といった声も聞こえてきます。
 
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 作業開始から3時間、いよいよ料理の完成です。すべてのお料理を1プレートに盛り付けて、みんなで食事をとりました。自分たちも協力して作った料理ですので、お味もひとしおです。食事のあとは、手書きで作成したメモをデータに起こしていき、レシピ集の完成です!

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 今回のえんむすび隊を通して、越知町のことや高知の伝統料理などに触れることができ、学生たちも越知町への関心を持ったようでした。
 受け入れていただいた越知町のみなさま、本当にありがとうございました。
 
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 以下に、学生たちの声を紹介します。
 
●人文社会科学部 3年 女性
 まず、越知町は地域の方全員がとても仲が良いなと感じました。年齢関係なく、みんなが家族のように接していて、すごく懐かしくて暖かい雰囲気がとてもすてきでした。また、地元の料理をつくる所を見させてもらって、今まで見たことがないような材料や調理方法がたくさんあり、越知町独自の地域性を感じ、とても新鮮でした。同時に、これらの伝統的な料理が消えていってしまうのはとてももったいないと感じました。なので、これからもこのすてきな伝統を残すために、高知大生がこのえんむすび隊を通して継続的に関わっていければ良いなと感じました。
 また、教えてくれたちか子さんをはじめ、地域の方がたくさん笑顔になってくれてとても嬉しかったです。どんな活動でも、若者が地域に訪れる意味はとても大きいことを実感できました。
 
●理学部 M3 女性
 I am happy to participate in this event today. The cuisine that we made is delicious. There are many vegetables like 紫つくね芋 and りゅうきゅうetc, that I haven’t tasted before. Expect tasted delicious food, I also learned many Japanese words about cooking. His is a great experience. Though I couldn’t talk to everyone well. But it is still a good chance to talk to elders.

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