ブックタイトルpht-kochidaigakugaiyou2017_h2906_20170710_00

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概要

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2 Outline of KOCHI University 2017はじめに ● 学長挨拶はじめに組織・役員等学部・大学院学内共同教育研究施設等教職員・学生国際交流地域連携財務キャンパス国立大学法人高知大学は、「教育基本法の精神に則り、地域社会及び国際社会に貢献しうる人材育成と学問、研究の充実・発展を推進する。」を建学の理念として、「地域から世界へ、世界から地域へ」を標語に、現場主義の精神に立脚し、地域との協働を基盤とし、人と環境の調和がとれた安全・安心な持続可能社会の構築を志向する大学として教育研究活動を展開しています。高知大学では、学生教育においては、最良のアクティブラーニングでもある卒業研究に繋がる「総合的教養教育」、「地域協働による教育」を深化させ、交渉力、課題発見・解決能力を含めた社会人基礎力の涵養を目指します。研究面においては黒潮流域圏にある豊かな地域特性を活かし、「人間社会」「海洋」「環境」「生命」を柱とした研究の推進に加え、「海洋資源科学」「防災科学」も推進します。高知大学は、大学の強み・特色を活かした機能強化の方向性として「地域貢献型」の大学を選択していますが、大学の本務は教育・研究、即ち、「知の継承・創造」を通じた「人材育成」であり、「地域連携・社会貢献」は教育・研究の成果を以て推進していきます。中でも、社会人を対象として地域の「食」に関連した人材を養成する「土佐フードビジネスクリエーター人材創出事業(土佐FBC Ⅱ)」や、「地(知)の拠点整備事業(COC)/地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」、全学必修の「地域協働による教育」の実施は、高知県に根ざす高知大学の教育・研究成果を地域連携・社会連携に繋げ機能させてきたものであり、皆様から高い評価を頂いているところであります。また、高知大学の特色と機能を存分に発揮するために全学改組を進めております。平成27年度には、高知県内各地をフィールドに600時間を超える実習科目を配置した「地域協働学部」の新設と、教員養成に特化した「教育学部」への改組、さらに平成28年度には、幅広い人文社会科学領域の教養・専門力を修得させる「人文社会科学部」と山林から海底まで総合的・文理統合的に教育・研究する「農林海洋科学部」への改組を実施しました。本年度には、論理的思考を重視する理学教育に実用を重視する工学教育を融合させた「理工学部」がスタートして、全国にさきがけて学部改組が完了しました。この結果、高知の特性を活かして教育・研究の強化を図り、グローカルに活躍できる人材を育もうとする本学の基本的体制が構築出来ました。今後も学生・教職員が一丸となってスクラムを組み、地域社会と協働した大学経営を通じて、より優れた教育・研究の実現に向けて、誠意と真摯な態度で邁進する覚悟であります。皆様の変わらぬ力強いご支援とご協力をお願いします。国立大学法人高知大学学長 脇 口  宏学長メッセージ President’s Greeting