医学部紹介

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医学部写真

高知県の地域医療に貢献する
 近年におけるサイエンスとしての医学・医療の飛躍的な進歩は、社会全体にさまざまな衝撃を与え続けており、これに対応するためには、医学・医療に携わる個人が自ら自分自身の倫理体系を構築しなければなりません。その基盤となるのは、長時間を要して培われた、強靭な倫理的能力とバランス感覚に支えられた多面的な考察力及び問題解決能力です。  医学部では、このような能力、医学・医療に対する強い志望動機、ならびに適正を具備した人材を広い領域から発掘し、今世紀における多様な社会的ニーズに応えうる高い倫理観、使命感、ならびに思考の柔軟性を有するとともに、高知県の地域医療に貢献する強い意欲をもつ医療人の育成を目指しています

 

教育に関するポリシー(ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシー)

 

医学部長挨拶

 高知大学医学部は、前身の高知医科大学として昭和51年に開学し、最初の医学部生を迎え入れて以来40年の時を過ごしてきました。この間、平成10年に看護学科を開設し、医師及び看護師・保健師・助産師を養成する医育機関として、平成29年度末までに医学科3,374人、看護学科1,153人を育ててまいりました。平成15年に旧高知大学と合併、平成16年に国立大学の法人化を経て、国立大学法人高知大学医学部となり、現在に至っています。
 高知大学医学部が受け継いできた、前身である高知医科大学の建学の精神、「敬天愛人」「真理探究」は、天に対する畏敬の念を常に保ち、医療人として真理を探求しつつ、目の前の患者さんを慈しむという意が込められている言葉です。人としての姿勢と科学者としての姿勢をともに備える医師を育てたいという願いが込められています。この二つの言葉は、人間の持つ心と体のように医療と医学が表裏一体となって、始めて実現しうる医師の目指すべき姿を指し示しているように思われます。
 医療は、科学である医学と患者さんに対する人間としての姿勢を含めて、始めて医療となります。このことをウイリアム・オスラーは “The practice of medicine is an art, based on science.”「医療は科学に基づくアートである」と表現しました。国立大学法人である高知大学医学部は、アートとサイエンスである地域医療と先端医学の二つを同時に担うことを求められています。地域医療と先端医学は、一見、相容れないように見えるのですが、目の前にいる患者さんに医療人として持てる全てを投じて対し、その医療が最新且つ先端の医学知識と技術に裏付けられていることこそ、私たちが実現する医療です。そして、目の前の患者さんに対して、最善の治療を行っていく蓄積の中で、真の臨床的疑問が生まれ、医学研究の種が生まれていくのです。医学と医療の発展には、互いの切磋琢磨が必須であり、それを進める場が医学部であり、附属病院であるということができます。
 最先端の研究を行っている研究者からなる先端医療学推進センターは医学部の精鋭を集めていますが、2年生から4年生までの学生が、リアルな研究の場で医学研究を体験的に学ぶことができる先端医療学コースとして希望者を受け入れてきました。教育のために用意された研究体験ではなく、新たな知を生み出す医学研究の場に身を置くことで、見えてくるものがあります。自分達が将来行う医療がどのような科学的な根拠を持っているのかを学ぶことは必須ですが、その根拠をどのようにして生み出していくのかを学んだ医学生は、医師となり、様々な医療の限界に直面する中で、現状を打破できる新たな医療技術を開発すべく、新たな知を生み出そうと大学院に戻ってきてくれています。臨床研究を含めて地域医療の課題を解決するツールを学ぶことの出来るMPH(公衆衛生学修士)コースと先端医療学コースから繋がるMD-PhDコースが、未来の医療を変えていく指導者達を養成していきます。
 全国的にも有名になった家庭医道場は、人々の生活の場に近いプライマリケアといわれる一次医療、地域中核病院で行われる二次医療、医学部附属病院で行われる三次医療がどのように連携しながら、地域住民の健康を守っているのかを学ぶ場を提供しています。人間を診るアートとしての医療を提供する場は、プライマリケアから高度医療まで様々ですが、あらゆる専門分野の研修が可能な医学部附属病院を核とした研修プログラムで、それぞれの場で人間に向き合うことのできる医師を養成しています。
 第一期生を迎え入れてから、早40年。高知大学医学部は成熟期を迎えようとしています。高知大学医学部は、医療を支える人材を育て、先端医学に根ざした新たな医療を創り出し、地域医療を通して世界の人々の健康問題を解決してまいります。


医学部長  菅 沼  成 文

 

医学科長挨拶

医師をめざす諸君へ
瀬尾宏美

 医学部医学科のカリキュラムは、文部科学省から示される「医学教育モデル・コア・カリキュラム」を骨格に、各大学の教育理念に合わせて、卒業時に達成することが求められる能力を獲得できるよう、さまざまな工夫が凝らされています。高知大学医学部医学科では、次の3つの卒業時達成指針を掲げています。

 

1. 人間性豊かで、医の倫理と高度な知識・技能を身につけるために、常に自己研鑽ができる。
2. 地域と時代の要請に柔軟に応じた医療の実践ができる。
3. 臨床医・研究者として、大自然の摂理に謙虚な気持ちを常に持ち続け、真理を追求する研究を行える。

 

 これらの指針を具体的に示すために、①医の倫理とプロフェッショナリズム、②コミュニケーション、③医学の知識と技能、④地域における医療と公衆衛生の実践、⑤真理の探究、の5つの領域に分けて、能力の詳細を規定しています。
 このことからもわかるように、医学科での学修目標は医学知識の修得だけではありません。とくに、臨床現場で患者さんや医療スタッフから学ぶ場は医学科特有の学修環境であり、医学生が医療人となる自覚にめざめ、力を伸ばす重要な場となります。高知大学では医学科1年生から毎学年、臨床現場で行う実習を導入し、医師となる学習意欲を高め、現場でのセンスを磨いています。加えて高知県では地域が一体となって医学生を迎え、育てる環境も整っています。また情報テクノロジーの進歩は情報の地域格差をなくしました。新興感染症の蔓延による困難にも迅速に対応し、「医学教育を止めない」環境が整備されています。
 医学教育を取り巻く環境は急速に変化しています。これまでの医師養成は、卒前(文部科学省)と卒後(厚生労働省)を分けて取り扱ってきました。しかし本来は連続した学修と成長を目指すものであり、近々、法改正により医学生の医行為が合法化されます。そのためには、十分なコミュニケーション能力や臨床スキルの修得が必要であり、高知大学でも早くから教育手法や学修環境の充実に取り組んできました。医師国家試験についても、大きな変化が迫っています。受験生の評価対象となる病気に「どこまで対応できるか」などの重み付けがなされるなど、医学科における臨床現場での学修がますます重視されるようになります。私たちは臨床現場での学修をより充実させるべく、日々、自己点検と改良を進めています。我が国の医学・医療を支える意欲ある諸君と、この大学で学ぶことを心待ちにしています。

 

医学科長   瀬 尾  宏 美

 

看護学科長挨拶

先駆的な気風にあふれた高知で、
新しい時代の看護職をめざしましょう!

看護学科長 高知大学医学部看護学科は、1998年に、国立高知医科大学医学部の看護学科として発足し、2004年に高知大学と統合し、22年の歴史を重ねてきました。その間、大学院の看護学専攻では、2011年に国立大学で初めて助産師の育成課程を開設させ、地域社会が必要としている高度な実践力を持つ助産師育成を行っています。

 昨今、地域医療構想の実現や地域包括ケアシステム構築の推進により、医療は「病院完結型」から「地域完結型」へ、世界的な新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、新たな生活様式へと変化しています。

 看護はいかなる状況下にあっても、人々の尊厳を保持し、健康で幸福でありたいと願う人々にどう応えるかを追求します。

 本学科では、「豊かな人間性と高い倫理観に裏付けられた感性を育て、看護をグローバルな視点からとらえ、人々の健康生活のために援助し、看護学の発展に貢献しうる創造力を有する専門職の育成」を理念に掲げています。

 学びの特色としては、体系化された教養科目が充実しており、看護学を学ぶ上で身につけておかなければならない素地としての、将来揺るがない自分という人間を造り、広い視野で人間と人間を取り巻く環境を理解するためのカリキュラムが充実しています。専門科目では、医学科医師による人間の生物学見地に立った最先端医療の教授により、幅広く高い専門性的知識の修得を可能にし、根拠に裏付けられた安全で信頼できる医学と融合した看護を提供することが出来ます。臨床実習は構内にある附属病院を主幹とし、実習場所の保証、教員と臨床の連携による指導体制は、複雑な健康問題に対応できる力となり、学生の高い満足感と学習意欲を駆り立て、臨床の学びが深化します。一方、施設外実習も広域にわたり展開しており、中山間部から在宅とあらゆる場所での実習の蓄積は、地域包括ケアを担う人材と成り得ます。

 医学部附属病院は、1981年に日本で初めて、世界的にも先駆的にITを導入した経緯から、看護学教育にも早期から情報通信技術(ICT)を取り入れ、遠隔医療や情報社会に対応できる看護師を育成しています。学生の主体的な学びを促進する効果的な教育方法を駆使し、コミュニケーション力、多職種と協働する力、問題解決能力等の基礎的な力を養い、社会の変化に柔軟に対応できる革新力を有した、生涯研鑽し続ける人材の育成を目指しています。

 本看護学科は、人とかかわる事が好きで、看護に関心のある皆様を心から歓迎します。

 

看護学科長   山 脇 京 子



 

大学院(修士課程)医科学専攻

目 的
 近代医学は,生物学・物理学・化学・工学などの自然科学の進歩の成果を結集して発展してきました。さらに現代,医学はゲノムサイエンス・分子生物学・発生生物学(発生・分化・再生)などの生命科学の成果をもとに目覚しいスピードで発展し,遺伝子療法・再生医療・生殖医療などの今日の先端医療を形成しつつあります。他方,先端医療の進歩による脳死・臓器移植・体外受精・遺伝子治療と生命倫理との調和,超高齢化社会の到来による疾病構造の変化,患者のQOL<Quality of Life(生活・生命の質)>の重視など,医学・医療を取り巻く社会環境は大きく変革しています。この急速に発展する医学・医療に的確に対応するためには,自然科学および人間主体の人文科学と医学の調和をめざした医科学(Medical Science)の発展・充実が望まれます。このことにより,今後,ますます複雑化する医療・福祉などの社会的諸問題を包括的に捉えうる専門家の育成が可能となります。そのため,自然科学系学部(理学,農学,薬学,工学など)のみならず人文学系学部(心理学,社会学,経済学,教育学など)を含む医学部(医学科)以外の学部卒業者を,医科学へと導く教育・研究システムが必要です。
 本医科学専攻では,医学部(医学科)以外の出身者を対象に,医科学に関する幅広い知識を体系的,集中的に教育することにより,高度に専門化した知識と技術を身に付けた医科学分野の研究者・教育者を養成し,さらに社会的諸問題について医科学を基礎として包括的に捉えうる人材を育成しようとしています。

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大学院(修士課程)看護学専攻  

 本学修士課程看護学専攻では、その設置理念・目的に基づき、次のような人を求めます。

  1. 社会性と倫理性を身につけ、有能で、豊かな人間性をもち、看護探求に意欲のある人
  2. 質の高い看護を提供できる看護専門職の育成という社会要請に応える意欲がある人
  3. 看護研究を支える種々の看護学の基本理論、実践技術を一定レベル修得しており、論文作成などの一連の学習を意欲的に取り組める人
  4. 保健医療の臨床・教育分野で活躍しており、看護専門職として積極的な向上心がある人
  5. 十分なコミュニケーション・スキルを有し、多様な人と共同できる人

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大学院(博士課程)医学専攻 

 総合人間自然科学研究科医学専攻(博士課程)では,高い倫理観と豊かな人間性の涵養ならびに高度な医学的知識と技能の習得を教育理念とし,黒潮圏総合科学専攻,応用自然科学専攻との緊密な連携の下に,両専攻における自然科学と人間科学のパラダイムをも取り入れた教育研究体制を構築することにより,高知県の地域特性に根差した医学・医療の推進に寄与できる人材,国際的に通用する優れた医学研究者,リサーチマインドを持つ優れた臨床専門医(良医)を養成し,多様な社会的ニーズに対する柔軟な対応が可能で,底辺が広くレベルが高い医学研究および医療の達成を目的とする。

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研究者紹介  

下記より研究者一覧がご確認いただけます。

医学部

医学部附属病院

また、高知大学研究者総覧のページでは、名前・研究内容からも検索することができます。

 

  高知大学医学部 公式HP

医学部に関する詳しい情報は下記アドレスにて案内しています。

公式HPへ(http://www.kochi-u.ac.jp/kms/)
医学科HPへ
看護学科HPへ

                 〒783-8505 高知県南国市岡豊町小蓮

      ☎088-866-5811(代表)

 

 

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