平成27年度高知県産学官連携産業創出研究推進事業に2件採択されました

2015年9月2日

 本学自然科学系農学部門 藤原拓教授らの研究および総合科学系複合領域科学部門 柳澤和道教授らの研究2件が「平成27年度高知県産学官連携産業創出研究推進事業」に採択されました。

 

採択事業
【総エネルギー量の省力化を図った正浸透法による海水の淡水化システムの実用化研究】

研究機関:廣瀬製紙株式会社、高知大学(藤原拓教授)、高知工科大学、帝人株式会社、宇治電化学工業株式会社

期待される効果:正浸透膜の開発により、紙産業の振興につなげるとともに、大手企業などとの連携により先端的な水処理の拠点づくりを目指し、県内工業製品出荷額の増加につなげる。また、海水や泥水から容易に飲料水が得られる、簡易なパーソナル用飲料水製造パックを開発し、震災等非常時に貢献することを目指す。

 

【高知県の鉱産資源(石灰)の活用とフッ素資源の循環利用に資するフロン分解原理の研究開発】
研究機関:大旺新洋株式会社、高知大学(柳澤和道教授)

期待される効果:新たなフロン分解原理を用いて、小型で低コストな分解装置を開発し、小規模のフロン回収業者や、海外の業者に装置の導入を拡大することで、地球温暖化等の原因となるフロン類の適切な処理に貢献するとともに、県内工業製品出荷額の増加につなげる。また、高知県産石灰の活用を促進するとともに、高級レンズの素材などに用いられる蛍石の安定供給に貢献することを目指す。

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