免疫難病センターの仲哲治教授らの研究グループの共同研究の成果が、米国の実験医学誌『Journal of Experimental Medicine』に掲載されました。

2018年6月27日

 本学の免疫難病センターと国立研究開発法人国立国際医療研究センターとの研究チームは、NQO1(NAD(P)H:quinone oxidoreductase 1)と呼ばれる多機能蛋白がToll様受容体(TLR)を介する自然免疫系シグナルの制御に重要であることを新たに見出しました。NQO1を欠損するマウスに対し、TLRを刺激する菌体成分(エンドトキシン)を投与したところ、過剰な炎症性サイトカイン産生がみられ、高率にエンドトキシンショックを来たすことが明らかになりました。その機序を検討したところ、NQO1がTLRシグナル伝達に関わるIκB-ζ分子の分解を促進することで、TLR刺激後のマクロファージのサイトカイン産生の一部を選択的に抑制していることが分かりました。今回のNQO1の機能解明は、TLRシグナルの新たな制御機構を明らかにした点で免疫学的に興味深く、さらに、TLRシグナルが関与する敗血症などの疾患の治療法開発に応用できる可能性があります。
 本研究成果は、平成30年6月22日付で実験医学誌『Journal of Experimental Medicine』にオンライン掲載されました。

論文名: NQO1 inhibits the TLR-dependent production of selective cytokines by promoting IκB-ζ degradation
論文名: NQO1はIκB-ζの分解促進を通じてTLR刺激後のサイトカイン産生の一部を選択的に阻害する

HPアドレス: http://jem.rupress.org/content/early/2018/06/21/jem.20172024

 

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