◆医学部麻酔科学・集中治療医学講座の青山文講師が、第25回日本神経麻酔集中治療学会「最優秀演題賞」を受賞しました。

2021年8月4日

 令和3年6月19日から7月20日にわたってオンラインで開催された第25回日本神経麻酔集中治療学会において、医学部麻酔科学・集中治療医学講座の青山文講師が「最優秀演題賞」を受賞しました。

 この賞は、本学会で発表された演題の中からまず6つの優秀演題が選ばれ、その中で特に優れ今後の学術研究発展が期待される1演題に贈られるものです。

 今回受賞した演題は、未だ特異的な治療薬のない術後せん妄の新規治療薬の開発を目的とし、高齢ラット術後せん妄モデルを用いて、神経ステロイドAllopregnanolone (ALLO)の有効性を示したものです。開腹手術後にALLOを腹腔内投与すると、術後12時間のRT-qPCR法および術後48時間のELISA法の測定において、脳内炎症性サイトカインが有意に抑制され、術後せん妄の主症状である注意力と認知力が保持されることが認められました。

 術後せん妄は超高齢化社会の日本において早急な解決が望まれる病態であり、今後の新規治療法の開発へ向けた更なる研究発展が期待されるものです。

 詳細はこちらをご覧ください。

 

 ・演題名 術後せん妄に対する新規治療としての神経ステロイドAllopregnanoloneの有効性―高齢ラット術後せん妄

      モデルでの検討―

 

表彰状.jpg

 

 

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