◆大学院総合人間自然科学研究科農林海洋科学専攻2年の大塚有希菜さんが、日本ベントス学会・日本プランクトン学会合同大会において学生優秀発表賞を受賞しました

2021年9月28日

 令和3年9月18日~19日に開催された日本ベントス学会・日本プランクトン学会合同大会において、大学院総合人間自然科学研究科農林海洋科学専攻2年の大塚有希菜さんが、日本プランクトン学会学生優秀発表賞を受賞しました。

 この賞は、本合同大会において優れた研究発表を行った演者に贈られるものです。大塚さんは、自然科学系農学部門の足立真佐雄教授の指導の下、内部標準を用いた定量的メタバーコーディングに関する研究を行ってきました。メタバーコーディングとは、超並列シーケンサー(ゲノム配列解析を高速に行う装置)を用いることにより、様々な生態系における微生物の多様性や組成を網羅的に明らかにする方法です。大塚さんは内部標準として用いる核酸を独自の手法で作成し、メタバーコーティングの際に予め解析対象の試料に添加することにより、従来の方法ではできなかった試料中の微生物の定量化に成功しました。本手法は、様々な生態系における微生物群集を網羅的かつ定量的に評価する際に有用と考えられ、今後の微生物生態学に大きく貢献できると判断されたことから、今回の受賞に繋がりました。

 

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 <演題名> 「内部標準を用いた定量的メタバーコーディングの検討」

 

 

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