◆自然科学系理工学部門の原忠教授らによる研究チームが、JSTが実施するSTI for SDGsアワードの優秀賞を受賞しました

2021年11月19日

 この度、本学自然科学系理工学部門の原忠教授、静岡理工科大学土木工学科設置準備室の中澤博志教授、宮崎大学工学部工学科土木環境工学プログラムの末次大輔教授らの研究チームの取組が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が実施するSTI for SDGsアワードで優秀賞を受賞しました。

 本研究チームは、近年増加傾向にある大規模災害に対して伝統的土木技術「蛇籠」の耐震性を科学的知見から解明し、安価かつ環境に配慮した土木技術として国内外への技術普及を展開してきました。

 今回、本取組の持続可能性が高いことや最新の技術でなくとも STI の活用により社会課題の解決に貢献できる好事例となること、住民参加型の活動へ発展可能なことなどが高く評価され、今回の受賞に繋がりました。また、伝統的な土木工法により水害や土砂災害などの気象災害に対するレジリエントな対応が可能であることは、柔と剛の両面を組み合わせた災害対応のひとつの選択肢になり得、SDGs 1、9、11及び17の達成に貢献する取組として、今後、広く展開できることが期待されます。

 授賞式は、JST主催のサイエンスアゴラ2021内で、令和3年11月3日(水)19時~ 21時にオンラインで行われました。当日は各受賞取組について紹介されたほか、受賞団体代表者によるディスカッションセッションも行われました。(受賞イベントの様子(サイエンスアゴラ公式Youtubeより)

 

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研究グループによるディスカッションセッションの様子    「STI for SDGS」アワード優秀賞賞状

 

取 組 名:「防災と環境を両立する「蛇籠技術」の普及に向けた機関横断型の取り組み」

 

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