講演会&ワークショップ「日本語の発音の「正しさ」について―日本語学習者は何を聞いているか―」を開催

2014年6月21日

2014年6月21日(土)に、高知大学国際連携推進センター主催の講演会及びワークショップが行われました。講師には、大阪大学教授岩井康雄氏をお招きし、「日本語の発音の「正しさ」について―日本語学習者は何を聞いているか―」という演題で話をうかがいました。当日は雨がぱらつく中、高知大学教職員、日本人学生、留学生のほか、県内からも多くの方に出席していただき、合計57名の参加となりました。
講演会では、日本語の母音の無声化と促音化、モーラの不安定さ等について話され、特に「日本語が好むリズム」―「長短 > 長長> 短長」について、「長短(バーバ)VS短長(ババー)」では語の持つイメージが正反対になる話はとても興味深かったです。また、「ひと、あした、くさ、スキー」、「~です、~ます」等の語の無声化母音の現象について、日常的に使っている言葉がここまで母音が無声化で発音されているとは話を聞くまで、ほとんどの人は考えていなかったのではないでしょうか。
ワークショップでは、講演会のテーマをさらに深く掘り下げて、参加者が講師の先生と議論を交わし、また日ごろ日本語教育の現場でぶつかっている問題について意見交換ができ、大変有意義な場となりました。
参加した方々からは「留学生が日本語の発音について、日本人よりもより繊細なところで勉強していることを初めて知り、感心しました」、「よく知っていなかった日本語の発音や音声、アクセントなどについて知るようになりました」、「文字通り発音されてないことばが多くて、外国人にとってはあまり意識しないことが多かった。有意義な勉強になりました」等の感想が寄せられ、充実したひと時が共有できたことを主催者として大変嬉しく思っています。


 

 

 

 日本語の発音の「正しさ」について

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