2016年度JICA課題別研修「へき地教育の振興」コースを実施

2016年10月20日

 

高知大学は6月9日(木)から6月24日(木)までJICA課題別研修「“子どもの学びを保障する”へき地教育の振興-MDGs/EFAの達成に向けて」コースを実施しました。

 

今回の研修コースは、この研修コースは政府の開発援助の一環として、独立行政法人国際協力機構(JICA)から高知大学が受託して行ったものです。
アフリカ・アジアを中心に9か国15名の中央・地方の行政官、研究員などが参加し、へき地校での教育方法の視察や実習、地域住民と学校支援の取組みを視察しました。

 

視察先の例として、まず高知大学附属小学校において複式学級の指導法を視察・学習し、指導計画の作成の実習を行いました。また、へき地校として高知市の行川学園を訪問し、校内研修や授業研究について視察しました。さらに高知市の土佐山学舎を視察し、地域ボランティアや移住者等との懇談を通じ、地元との連携がいかに教育的観点からも重要であるかということを学びました。研修員は各学校での生徒との交流や給食も体験し、教育レベルの高さと教員の熱心さ、そして地域の方々と学校との連携の強さに驚いていました。

 

研修の最後には、帰国後の教育改善を促すアクションプランの発表会があり、教育改革案から学校の指導計画作りマニュアルまで各国の現場に応じたアイデアが披露されました。

 

研修員からは、「日本の複式学級における指導法は、問題解決や協力して学び合う能力を高めることができると感じた。」、「へき地において、地元コミュニティが信念と希望を持って子供の可能性を信じ、学校と良好な関係を築いているのが印象的であった。」といった感想が寄せられました。

 

高知大学は、来年以降も教育関係の国際研修を実施していくことにしています。
 

 

 開講式  講義の様子1
講義の様子2 行川小学校視察

 

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