2018年4月19日 独立行政法人国際協力機構(JICA)課題別研修「インクルーシブ教育実践強化コース」を実施しました

2018年4月29日

 高知大学は、4月8日から4月29日までJICA課題別研修「インクルーシブ教育実践強化コース」を実施しました。
この研修コースは政府開発援助(ODA)の一環として、独立行政法人国際協力機構(JICA)から本学が受託し実施したもので、講義や教育現場の視察を通じ、自国で応用できるインクルーシブ教育の強化策を修得することを目的としています。今回、中南米10カ国からこの分野に携わる行政官および現職教員15名が研修員として参加しました。

 研修は日本のインクルーシブ教育の専門家による講義を通して、日本のインクルーシブ教育および特別支援教育の制度について理解を深める内容で、ディスカッションにより日本と自国を比較することにより、自国の課題整理に繋げることを目的としています。また、高知県内の特別支援学校や小学校を訪問し、授業の様子や学校施設等の見学を行い、日本のインクルーシブ教育及び特別支援教育の現場から体験的に学ぶことが可能となっています。
 17日には、国際連携推進センター主催の「インクルーシブ教育国際セミナー2018」に参加し、インクルーシブ教育先進国の北欧およびインクルーシブ教育に積極的に取り組んでいるドイツにおける実践について学ぶ機会を設けました。
研修の最後には研修員がそれぞれ自国におけるインクルーシブ教育について課題整理を行ったことについて、今回の研修成果として実践するためのアクション・プランを作成し、日本での学びの成果を持ち帰りました。

 研修員からは「日本や北欧等の素晴らしいインクルーシブ教育制度を学ぶことができ、今後自国でインクルーシブ教育を実施していくモデルとしたい」、「インクルーシブ敎育を強化するために日本で学んだ秩序や連携といった知識を導入していきたい」などの声が聞かれ、満足度の高い評価を得られました。
視察した学校からも「自分たちの実践を振り返る良い機会になった」、「海外にも同じ課題があることに気付いた」という感想が寄せられ、研修を通じて相互に学び合う良い機会となりました。

 高知大学は、今後も高知県内の教育機関と連携してインクルーシブ教育に関する国際研修を行う予定です。

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<教育学部附属特別支援学校 授業視察>

 

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<木工作業場視察>

   

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<インクルーシブ教育国際セミナー>

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<閉講式記念撮影>

 

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