2018年8月30日 独立行政法人国際協力機構(JICA)課題別研修「“子どもの学びを保障する”へき地教育の振興―SDGsの達成に向けて(A)」コースを実施しました

2018年9月21日

 高知大学は、独立行政法人国際協力機構よりJICA課題別研修「“子どもの学びを保障する”へき地教育の振興―SDGsの達成に向けて(A)」を受託し、8月30日から9月21日まで本学朝倉キャンパス等で同研修を実施しました。

 本研修コースは、政府開発援助(ODA)事業の一環で、日本におけるへき地教育の現状や取組を学ぶことを通して、“子どもの学びを保障する”ための自国の抱える課題に対する解決方法を見出すことを目的としています。

 2014年から年1回実施し、5回目となる今回は、へき地教育に携わる開発途上国の行政官や現職教員など10ヶ国12名の研修員の参加があり、大学や高知県教育センターなどでの講義に加え、四万十町立七里小学校や本学教育学部附属小学校などにおいて、講義で学んだ教育行政や教育制度の理論を実践する場を視察しました。また講義や視察を通じて学んだことから実際に指導案を作成し、それを用いた模擬授業を実施することによって実際の教育現場で行われている複式学級の指導方法を体験的に学ぶことができました。理論と実践の組み合わせによる参加型学習を取り入れた研修設計となっていることなどについて、研修員による事後アンケートの結果等でも高い評価を得ました。  

 研修最終日には、本研修での学びの成果をどう還元し、どのように実践していくかについて、研修員自身がそのアクションプラン(行動計画)を発表しました。このプレゼンテーションでの発表内容は、研修員が帰国後にそれぞれの教育現場での課題解決のために活用し、各国のへき地教育の振興の一助となることが期待されます。  

 本学は、今後も引き続き地域の皆様にご協力いただきながら、SDGsの達成に向けて、よりよい国際研修の実施を目指していきます。

 

※SDGs・・・持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)
2015年9月、ニューヨーク国連本部において開催された「国連持続可能な開発サミット」において、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ(2030アジェンダ)」が採択され、「誰一人取り残さない-No one will be left behind」を理念として、国際社会が2030年までに貧困を撲滅し、持続可能な社会を実現するための重要な指針として、17の目標として設定されたもの。
 

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教育学部附属小学校 複式学級視察

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四万十町立七里小学校

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複式指導案作成演習

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閉講式にて

 

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