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IoPの共創
IoP共創センターは、農学とデータサイエンス等との異分野融合による新たな学術「地域情報共創学」を先導し、農家を含めた産・官・学の密接な連携と現実空間とデジタル空間が高度に融合したSociety 5.0時代の新しい姿を具現化して、高知の施設園芸のDX、さらには1次産業のDXを目指す組織です。

IoP共創センターの理念

ビジョン×ミッション×戦略
ビジョン
IoP共創センターが目指す展望(ビジョン)は、植物の生理生態と生育環境に関わる情報の定量化・機能化・共有化(Internet of Plants)を図ることにより、次世代のための一次産業全体の革新と地域社会の創造を目指します。
ミッション
IoP共創センターが目指す使命(ミッション)は、
- 産学官民の共創により、施設園芸分野のIoPに関わる研究開発を推進します。
- IoP技術を生産者へ普及させるとともに、研究成果を活用して次世代農業を担う人材を育成します。
- 施設園芸分野で培ったIoP技術を一次産業全体のデジタルトランスフォーメーションへと進化させ、一次産業力を強化し、持続可能な地域社会と国際社会の発展に貢献します。
ビジョン・ミッションを達成するために目指す5つの柱
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柱 1IoPの共創による施設園芸DXの実現
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柱 2農工情報共創学の確立とDX人材の育成
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柱 3大学発ベンチャーの設置と自走ビジネス
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柱 4GX with IoPの推進
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柱 5IoP未来農場群の設置・展開・運営
組織・運営体制

IoPモデルハウス
高知大学物部キャンパスに設置された研究・教育用のハウスを「IoPモデルハウス」と位置付けて、具体的な作物を対象に研究成果を具現化した実証システムを構築しています。
高知大学IoPモデルハウス:目指す姿の具現化

高知大学IoPハウス紹介
研究用ハウス(2棟)


- ニラとナスを栽培
- 単棟 フィルム被覆 鉄骨構造
- 高さ4.6m 幅7.5m 長さ20m
- 統合環境制御盤にて設備を制御
- CO2施用/加温機、細霧冷房、遮光カーテン、天窓、側窓、循環扇
教育用ハウス(2棟)


- パプリカとトマトを栽培
- 単棟 フィルム被覆 鉄骨構造
- 高さ4.6m 幅9m 長さ50m
- 個別の制御盤にて設備を制御
- CO2施用/加温機、細霧冷房、遮光カーテン、天窓、側窓、循環扇
モデルハウスで見える情報
情報をどのように提供できるか実証・研究しています
実証中
- 作物個体および群落の光合成速度、蒸散速度の見える化
- ニラの見える化(リアルタイム)
草丈、葉面積、生体重、分げつ数 - ナスの見える化(リアルタイム)
開花数、果実肥大、株着果負担
研究中
- 水利用効率(株光合成/株蒸散)
- 光利用効率(株光合成/株受光量)
- 株着果負担/株光合成および株光合成/株着果負担
- 群落内受光量/葉面積の鉛直分布