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2022年度第2回IoP職場見学会及びインターンシップに行ってきました

2022年10月3日

「IoP連携プログラム(大学院特別プログラム)」における「IoP基礎」に位置する、今年度2回目のIoP職場見学会、及び「IoP特別インターンシップ」が開催され、職場見学会には、高知大学・高知県立大学から学生教職員含め、総勢13名、インターンシップには、高知大学の学部生が4名、修士生が2名参加しました。

今回は夏休み企画とし、四万十町まで足を延ばしました。
1日目が見学会、2日目・3日目をインターンシップとする宿泊込み企画です。参加者は見学会で概要を学び、翌日以降、同施設でインターンシップを行いました。
*インターンシップに参加の学生は、高知県立農業担い手育成センターさんの研修者用宿泊施設にて、2泊3日させていただきました。(これも貴重な体験!)高知県担い手育成センター様、お世話になりました!

まずは、職場見学会、1件目の「(有)四万十町みはら菜園」さんは、オランダの最先端の栽培技術を導入してトマトを栽培し、高軒高グリーンハウスで、センサーを用いて気温・湿度・日照量などを感知・調整し、コンピューターで制御しています。
ハウスの見学や、集荷場で作業別の労働時間のデータ取得方法の話を聞いたり、収集済みの環境制御データをモニターに写しながら説明を受けました。学生からは「栽培に伴う作業全般を見せてもらい勉強になった。土を使わない養液栽培や、多段収穫といった初めて知る栽培方法も知ることが出来た。」「環境制御が徹底され、ロボットが作業していたりと農業でも工場のような雰囲気が印象的だった。」との声が寄せられました。

2件目の「高知県立農業担い手育成センター」は就農希望者や親元就農した後継者が、就農に必要な基礎的知識・技術の習得を目的に、講座をはじめ施設野菜を中心とした栽培実習及び農業機械の操作等実践的な研修ができる施設です。
ハウス見学や露地見学をさせていただき、就農までのプロセスなどについてお話いただきました。学生からは、「新しい品種の導入を試していたり、SAWACHIの導入を試していたりと、高知県の農業全体への貢献を目指していることが分かった。」「高知県は就農相談から独立自営までの流れが明確に示されていて、新規就農者への受け入れ態勢がしっかりしていると感じた。」などの声が寄せられました。

2日目(四万十みはら菜園)、3日目(高知県担い手育成センター)のインターンシップでは、収穫作業体験及び労務管理体験、環境制御機器の操作及びデータ収集の体験をそれぞれ行いました。
各受け入れ先の担当者様からは、「常にやる気を感じられた。学生から、的確な質問を数多く受けた」などとコメントいただきました。
学生からは「病害虫を持ち込まないこと、病気の被害を最小限に抑えることに気を配り、アルコールによる除菌と列ごとに異なる収穫ハサミを使用するなど、貴重な体験をすることができてとても勉強になった。」「研修生がどのように農業を学び、就農していくかを学ぶことができた。シシトウ、ピーマン、甘長シシトウの収穫と選果を通して、農業の大変さや苦労を実感した。就農する際、職員の方が研修生の適性や希望を聞いてその研修生にあった作物、就農場所を決めることで、研修生が独立しても農業で暮らしていけるようなサポートが充実していることの大切さを知った。」などの声が寄せられました。

また、参加学生と同じ高知大学の研究室を卒業された、須崎農業振興センター高南改良普及所所属のOGが応援に会いに来てくれました。ありがとうございました。

3日間を通し、学生にとって有意義な体験ができ、就業について構想することが出来たようです。
見学先の皆様、ありがとうございました。

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