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CST活動
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2018.12.15  日本理科教育学会四国支部大会(高知大会)


 平成30年12月15日(土)に高知大学で開催された日本理科教育学会四国支部大会(高知大会)では、高知県CSTから4つの研究が発表されました。
 

「小中をつなぐ理科授業の展開−回路意識に基づく電流の学習の構成−」

   ○宮本友里奈,吉井容子,楠瀬弘哲,中城満,蒲生啓司

 小・中での学習指導を通して「何を指導のポイントとするのか」を明確にしたことで,本時の学習での児童・生徒への支援がより具体的になった。それらは,明確な意図のもとに行う実験用具への配慮や,児童・生徒の意見交流が活性化するための板書の工夫等として,授業者の自覚に確実に現れている。

 

「仮説検証型理科授業の提案−操作を基に形成する思考を視点として−」

   ○棟田一章 楠瀬弘哲 中城満

 本実践では、第3学年の児童が自ら仮説検証的な学習を行うことができた。それは、児童の操作と思考をつなぐ役割を教師が担い、その関連付けを意図的に行ったことによる。より確かな科学的概念の構築を目指すとき、仮説検証型の授業を構成し、実験方法を考える場面で、教師が意図的に介入することが効果的であると考えられる。

 

「溶解度と再結晶の定量的な理解を促す実験の提案」

   ○横田康長 吉本真里 蒲生啓司

 今回の取り組みは、水溶液の温度と溶質の溶ける量を実際に実験で確かめることで、再結晶で析出した量を溶解度曲線からどのように読み取るかを実感を持って理解できるのではないかと考え、実践した。今後、水溶液の温度と溶質の溶ける量を実験することで、溶解度曲線の理解につなげていきたい。

 

「地域の科学系人材創出のための理科教員養成と研修システムの開発−第3期高知CST養成・育成事業の新展開−」

   ○楠瀬弘哲,中城満,北川晃,蒲生啓司

 本研究では,小・中学校の科学教育推進の中心的役割を担う「理科を専門とする中核的教員(以下,CSTと略記)」の養成・育成システムを構築すること,およびそれらの教員が地域で協働的に活動するための研修支援システムを開発することにより,地域の次代を担う科学系人材を創出する研究を推進する。


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