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 平成19年11月に環境医学教授を拝命して高知大学に赴任して、ようやく1年が過ぎました。この間、福井大学在任中からのじん肺画像分類に関する研究、アスベスト曝露者のスクリーニングに関する研究に加え、環境医学教室が前任者の中村裕之教授(現金沢大学)が立ち上げられたアレルギー発症予防の実験的及び実用研究を継承してスタートしたところです。幸い、前者は文部科学科研基盤研究(B)が、後者は高知県産業振興センターの研究費が採択され、着実に成果を出しています。

 現代の一つのキーワードは「地球の有限性」の自覚であると思います。人間の産業活動が自然の雄大さから比べると微々たる物であった時代には無限に思えた地球でしたが、急速な人口増加と産業の発展によって、本来自明であったはずの地球の有限性を認識せざるを得ない状況となってきました。米国ではバラク・オバマ大統領が就任し、ブッシュ政権では積極的ではなかった環境問題に関連して、新規の事業を進めるべく「グリーン・ニュー・ディール政策」を発表しています。今後、オバマ政権下で環境関連の研究開発に多額の資金が投下され、ビジネスに結びつくアイディアが次々と生まれてくると思われます。杜甫の「国破山河有」或いは聖書の一節にある「地は永遠に変わらない」という「有限な地球の無限性」を維持し続けることが出来るかどうかのサステイナビリティーこそが我々の専門性を生かして達成すべき状態でしょう。環境医学は環境因子と健康との関連を探求する学問ですが、まさに私たちの研究してきた題材を、実際の環境問題解決に結びつける実用的な研究テーマへと発展させ、環境負荷の少ない製品、環境医学的問題を解決するツールを開発していくことが時代の要求といえます。

 この一年間このような目標に向かって積み上げてきた教室員の活動概要をまとめましたのでご高覧いただけましたら幸に存じます。

<平成21年4月7日>
高知大学教育研究部医療学系医学部門
医療学講座環境医学分野
教授 菅 沼 成 文

 

 


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