岡山大学ペイン研修報告

福永賀予(写真:左)
福永賀予

2011年10月から半年間岡山大学でペインの研修に行かせていただきました。

岡山大学では、週に4回、8人の医師によって外来診察が行われていました。私は、週に 1-2回手術室の麻酔を担当し、残りの日に外来を中心に見学をさせていただきました。
患者様は椎間板ヘルニアや三叉神経痛のような急性の痛みの患者様から、CRPSなどの慢性の痛みの患者様まで様々でした。各担当の先生の診察方法や患者様に対する姿勢、治療の方法は非常に勉強になりました。

岡山大学病院

また、院内での術後痛の患者様の紹介も多く、術後痛に対する麻酔科医の重要性を再認識しました。

愛知医科大学学際的痛みセンターの見学にも一緒に参加させていただきました。
痛みセンターでは、慢性の痛みの患者様を中心に診察が行われていました。他院で数百回ブロックをしてもらったけどよくならないと訴える患者様がおられました。そのような一般的なペインクリニックでの治療では軽快がしない患者様に対して、痛みセンターでは、多職種によるカンファレンスを行い、必要な治療を検討し、理学療法士によるリハビリの指導が行われていました。
急性の痛みは、除痛を目標とし、薬物治療、ブロックなどが適応となり、慢性の痛みは、

除痛ではなく、痛みを軽減し、QOLの改善、社会への復帰を目標とし、リハビリを中心とした治療が必要となるということを学びました。

愛知医科大学学際的痛みセンターの見学にも一緒に参加させていただきました。
痛みセンターでは、慢性の痛みの患者様を中心に診察が行われていました。他院で数百回ブロックをしてもらったけどよくならないと訴える患者様がおられました。そのような一般的なペインクリニックでの治療では軽快がしない患者様に対して、痛みセンターでは、多職種によるカンファレンスを行い、必要な治療を検討し、理学療法士によるリハビリの指導が行われていました。
急性の痛みは、除痛を目標とし、薬物治療、ブロックなどが適応となり、慢性の痛みは、

除痛ではなく、痛みを軽減し、QOLの改善、社会への復帰を目標とし、リハビリを中心とした治療が必要となるということを学びました。