国際学会報告
Euroanaesthesia 2009
2009.6/6-9
6月6日から9日までイタリア(ミラノ)でヨーロッパ麻酔学会が開催されました。私は初期研修を終えて1年目(卒後3年目)ですが、先生方のおかげで国際学会に参加し、大変貴重な経験ができました。
学会には本学からは私と細井先生(卒後5年目)と矢田部先生(卒後6年目)の若手3人で参加しました。
日本を発つ前、内容をできる限り読んで理解したつもりではありますが、質問に答えられる自信はなかったし、英会話もできないので、会場でうまく立ち回れるのかと不安はありました。
実は私は日本の学会にも参加したことがなく初めての学会だったのですが、ヨーロッパの会場は広く、参加国も多種多様で様々な人種のドクターがおり、圧倒されました。
私はポスターセッションでした。私の直前は細井先生だったのですが、堂々としていて座長の先生に高知の紹介をしたりして、私より余裕があるように見えました。そして、座長の先生からも堂々と発表できたことを誉められていました。私の番が来て座長から何か言われ、うなずきましたが実は何を言われたかわかりませんでした。発表中も言おうと思っていたことを忘れてしまって結局ポスターを読むだけになってしまいました。発表後の質疑応答ではジョークを言われただけで終わり、何とか初めての学会を終えました。外国の色々な先生達の発表をみて、他の病院でどんなことをしているのか、また他の先生がどんなポスターを作ってどんな発表をするのかを見ることができたし、いい勉強になったと思います。
私達は人工膵臓について2演題と、硬膜外圧の呼吸性変動についての計3演題を発表しました。
機器展示会場も規模が大きく、昔の麻酔器だとか、本院で使っていない機械などを見ることができたし、企業によってはジュースやアイスを配っているところもあって楽しかったです。
発表の後にミラノ観光をしました。月曜は博物館、美術館が休館日で入れませんでしたが、入場無料の教会に行ったり、地下鉄に乗ってお買い物に行ったりしてミラノを堪能したと思います。
食べ物も、味は少し濃いめではありますが、パスタやピザ、リゾットなど美味しかったです。デザートでティラミス(イタリアが発祥だそうです)を頼んだのですがそれもコンビニの味とは全然違ってとても美味しかったです。
国際学会に参加させていただき、良い勉強になりました。今後チャンスがあるかはわかりませんが、次はもう少し自分が納得できるようにしたいので、英語も含めて、もっと勉強しようと思うきっかけになったと思います。
私にそんなチャンスを下さった先生方と現地でお世話になった方々に熱く御礼を申し上げます。
(文責:前田)