髙知大学医学部 老年病・循環器内科学

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ご挨拶

ご挨拶

教授 北岡 裕章

 2013年4月より、高知大学医学部 老年病・循環器・神経内科学の教授を拝命いたしました。何卒宜しくお願いします。当講座は1981年4月に創設されました。当時、高知県は全国第2位の高齢県であり、我が国の二大死因のひとつである心血管病の管理および診療レベルの向上を図り、地元の医療に貢献して県民の期待に応えることは新しく設立された高知医科大学に課せられた使命のひとつでした。そのため、新設医科大学としては初めての老年病学講座として開設されました。初代の小澤利男教授のもと老年病学とともに循環器疾患と神経疾患を担当する内科学教室(第4内科)として、診療・教育・研究活動を活発に行ってきました。1993年からは第二代土居義典教授が就任され、教室は更に発展を遂げました。土居先生は20年の長きに渡り教室を主宰され、多大な学術的功績を残されるとともに、教育にも情熱を注ぎ、多くの後進を育成されました。この教室のすばらしい伝統を引き継いで参りたいと考えています。

 大学には多くの使命がありますが、当科のミッションは、(1)良き臨床医を育てること、(2)高知県の循環器の診療を守ること、(3)高知でしかできない研究と世界へ発信することと考えています。そのためには、多くの症例を経験すること(Experience)と症例毎に深く考え系統だった教育を受けること(Education)の両者が重要であると考えています。大学病院での十分な教育と関連病院での多くの症例を経験して頂きたいと考えています。その中で、興味をもったこと、疑問に思ったことを解決するための研究を行うことも重要です。我々のミッションを達成し、皆様の御期待に添えるような教室を実現できるよう、誠心誠意邁進してまいります。