髙知大学医学部 老年病・循環器内科学

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教育・研修

教育・研修

専門医教育

専門医教育

 当科に入局した若手医師は、最初は大学病院で循環器疾患全般について、幅広く学ぶことになります。多くのvarietyに富んだ循環器病を有する患者さんを担当し、一例一例を大切にしながら臨床経験を積んでいきます。また数か月ごとに、心臓カテーテル、不整脈、心エコーの検査を順次ローテーションし、循環器内科医として必要な手技を習得していきます。また各種の研究会や、循環器関連の学会に参加し、発表を行ってもらいます。当科は設立当初から、しっかりとした臨床教育を行っていることに定評があり、当科で鍛えれば一人前の臨床医になることができる、という伝統があります。実際に当科出身の数多くの医師が、高知県内・県外の第一線で、高知大学老年病科魂を胸に活躍しており、循環器医療を支えています。

研修医教育

研修医教育

 高知大学、他の高知県内の研修病院から、循環器内科にローテーションに回ってきます。期間は1か月から2か月くらいですが、この間に基本的な循環器の物の見方・考え方を学んでもらえるよう心がけています。研修期間中は、指導医と一緒に循環器病を有するたくさんの患者さんを診てもらいます。循環器疾患で多い救急患者さんについては、可能な限りファーストタッチで、患者さんの診断・治療にあたってもらうようしています。受け持ち患者さんが症例検討会にあたると、指導医とともに文献を読み込み、深い考察をする必要があるので、勉強になります。教育的なレクチャーも定期に行われており、北岡教授は毎週、循環器疾患の様々なトピックにつき講義を行っています。また、心電図を毎日読影し、それを赤ペン先生(山﨑)が添削して返却する心電図判読トレーニングもやっています。

 医学部学生教育

医学部学生教育

 当科では、医学部5年生に、2週間のベッドサイド教育を行っています。実習期間中は担当医の指導を受けながら、受け持ち患者さんの病気について学んでいきます。レクチャーも多く、心電図読影、心臓聴診、心エコー図について、教員が質問を投げかけながらの双方向性の講義が行われています。心臓カテーテル検査室、心エコー室で検査見学をしてもらっていますが、受け身の見学で終わることがないよう、スタッフがいろいろ教えます。回診では、自分が受け持った症例についてプレゼンテーションをし、北岡教授から、厳しくも(?)、学生を思う心のこもった熱いフィードバックを受けます。また6年生で循環器内科実習を選択してもらった学生さんは、チームの一員として指導医と一緒に患者さんを担当してもらっています。希望者には、個別の心電図読影のトレーニングも行っています。