髙知大学医学部 老年病・循環器内科学

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女性医師の声

女性医師の声

医員(指導医) 山本 ゆい

Q1. 循環器内科は男性医師が多いイメージですが、女性でもやっていけますか?

 確かに循環器内科は、カテーテル治療の際など男性が活躍する場所が多いイメージがあると思います。ですが、一人ひとりの患者さんの長期的なフォローアップのためには、日々の身体診察で患者さんの些細な変化を捉えたり、そのほか様々な検査を組み合わせて適切な治療を行っていくことが必要です。それに加え、患者さんの社会的な背景や生活に合わせた、継続可能な治療を行っていくには、女性ならではの細やかさがむしろ役に立つことが多いのではないかと考えます。
また、循環器内科で行う治療には、多くの場面で超音波検査が必要です。ソノグラファーとして女性医師が活躍する場面も多く、男女関係なく、お互い補いあって仕事ができる環境だと思います。

Q2.プライベートな時間はありますか?

 プライベートな時間は、自分で作る時間だと思っています。
私の場合は、社会人(研修医)になった年に始めたヨガを現在もずっと続けています。
入局した年は仕事を覚えるのに必死で、あまりヨガのための時間を作ることができませんでしたが、その後年数が上になるにつれて時間の使い方も少しわかるようになり、ヨガも自分のライフワークとして続けています。ヨガの時間は、自分の心と身体に向き合う大切な時間です。
また、仕事以外のコミュニティに属すことで、医療者以外の色んな職業の人たちと接することができ、それも自分の人生に大きく影響を与えてくれています。

Q3. 結婚や子育てをしながら循環器内科医として働き続けることはできますか?

 女性医師でも、子育てと家庭と両立されておられる先生は沢山おられます。また、男性医師も育休をとったり、子育てに積極的な男性医師も多い医局です。
すべてを100点にすることは難しいと思いますが、お互い助け合いながら働ける、雰囲気の良い医局だと感じています。

Q4.入局してよかったことはなんですか?

 循環器内科医としてだけでなく、内科医として一般的な考え方を身につけることができているのではないかと思っています。
自分が悩んだ時には相談に乗ってくれる同期や歳の近い先輩が身近にいて、また尊敬できる上級医の先生方に教えていただきながら働けていることを、幸せに思います。

Q5. 入局や循環器内科を考えている先生にメッセージをお願いします。

 直接命にかかわる疾患を診る科なので大変な時ももちろんありますが、すべての先生が、それ以上にやりがいを感じて働いています。
長い医師人生、途中で立ち止まったりすることもあるかと思いますが、それも含めて一緒に頑張りましょう。