ごあいさつ


産科婦人科学講座
教授

前田 長正(まえだ ながまさ)


平成26年7月に、産科婦人科学講座教授を拝命し就任致しました。何卒宜しくお願い申し上げます。
 私は地元高知出身で、高知医科大学2期生です。まだ病棟も外来棟も図書館もない時代でしたが、荒れ地が少しずつ大学に変容していく様に喜びを感じていました。卒業後は直ちに産科婦人科学教室に入局し大学院(免疫学)にも入学しました。産科婦人科学教室では、相良祐輔教授(現地域医療支援センター長)からは医師としての生き方や臨床・研究姿勢を熱くご指導受け、その後、深谷孝夫教授(現名誉教授)からは、とくにスタッフとして教室をどのように纏めていくかなどをご指導頂きました。
 さて、わが国の産科婦人科医療はご存知のように、少産少子・高齢化・晩婚化などの社会的要因により、周産期・腫瘍・生殖内分泌領域それぞれが重要な課題を抱えています。とくに周産期は若手医師の減少から逼迫した状況にあり、日本の将来が危惧される要因となっています。しかしながらわが教室におきましては、活力のある若手医師が多数入局してくれています。今後、両教授から教えて頂いたことを糧として、さらに若手医師を拡充しスタッフとの連携を強化し、教室をさらに活性化していく所存です。
 教室の柱となる臨床・研究としましては、内視鏡手術を悪性腫瘍へ拡充し、ロボット手術の導入も進めています。研究面では、子宮内膜症研究を中心に行って参りましたが、今後はさらに臍帯血を用いた幹細胞研究にも力を注ぎ、その両輪と新たな研究の芽を育てて、研究面も活性化したいと考えています。そして高知大学の発展にも貢献し、ひいては高知県の医療向上に寄与できるように尽力致します。わが高知大学産科婦人科学教室を何卒宜しくお願い申し上げます。


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