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<肝胆膵外科> 当科外来診察日は月・水・金曜日です
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肝胆膵領域疾患の診断は難しく、正確な診断と治療を行うために、高知大学では
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内科、外科、放射線科の3科による合同カンファランスを経て、一人一人の患者
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様の診断が行われ、治療方針が決定されます。 当科の肝胆膵外科グループで
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は、肝胆膵領域の良性疾患から悪性疾患まで幅広くカバーしていますが、主とし
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て肝臓癌(肝癌)・胆道癌(胆嚢癌・胆管癌)・膵臓癌(膵癌)に対する外科治療を
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肝癌は原発性肝癌(肝細胞癌や胆管細胞癌など)と転移性肝癌(大腸癌などか
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らの転移)の2種類に分かれます。肝癌の主な治療には肝切除術、焼灼療法(肝
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臓の腫瘍を焼く)、塞栓療法(腫瘍を養っている血管をつめる)の3つがあります。
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それぞれの患者様の肝機能に応じて治療方針を決定し、外科治療として肝機能
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が良好な場合は肝切除術(大部分の症例)、肝機能が不良な場合は腹腔鏡下肝
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腫瘍焼灼術(一部の症例)が行われています。肝切除症例数は毎年増加し、最
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近は年間60-80例の肝切除が行われています。全国的にみても手術数の多い施
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設の一つです。肝細胞癌切除後の5年生存率は69%と比較的良好な治療成績が
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胆膵領域疾患では主に胆嚢胆管腫瘍、急性膵炎、膵癌、膵内分泌腫瘍などの
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外科治療に当たっております。特に膵癌の治療には力を入れております。膵癌に
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対しては外科的な切除を含めた集学的治療が必要で、手術単独ではなく術中、
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術後の放射線治療(術中照射療法についてはこちらを クリック)および化学療法
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の併用を行っています。この併用療法により術後の肝臓への転移、局所の再発、
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また動脈周囲の神経叢浸潤を制御していきます。一般的に膵癌は予後不良です
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が、当科の膵癌切除後の5年生存率は20%と他施設に比べて良好な治療成績が
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近年救急外科領域での厳密な血糖管理は術後合併症防止に有用であることが
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報告されています。当科では世界に先駆けて消化器外科手術の術中から術後に
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人工膵臓を使用した厳密な血糖管理を行い、術後感染症発生頻度を減らし、早
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肝胆膵領域の進行癌で外科治療が困難とされる厳しい症例でも、高知県民にとっ
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て「最後の砦」に相応しい最先端の医療技術を駆使した外科治療を提供したいと
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願っています。どうかあきらめずに相談に来てください。
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<消化管外科> 当科外来診察日は月・水・金曜日です
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消化管外科では消化器(食道、胃、小腸、大腸、肛門、脾臓)全般、一般外科、ヘ
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ルニア、痔に関する病気に対して専門的な診療を行っています。紹介状をお持ち
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でない方、診断のついていない方については検査後外科的治療が必要がどうか
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を判断いたします(詳しく知りたい方はこちらを クリック)。
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外科的治療では、従来の開腹による手術法に加えて、腹腔鏡というお腹の中を見
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る内視鏡を使った腹腔鏡下手術を積極的に行っています。1cm 前後の穴をお腹に
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数箇所開けて、その穴から腹腔鏡や特殊な手術器具を出し入れして、お腹の中が
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映し出された画面を見ながら手術を行います。腹腔鏡下手術では、従来の開腹手
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術に比べて、手術後の痛みが少ない、手術の翌日から歩いたり食事ができる、早く
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退院できて、仕事や普通の生活に速やかに戻ることができるなどの長所があり、ま
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消化器外科全般について詳しく知りたい方はこちらを クリック
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<乳腺内分泌外科> 当科外来診察日は月・水・金曜日です
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乳腺外科とは、乳癌の専門的な診断および外科的治療、外来での抗がん剤治療
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を中心に術前・術後の全身療法など多角的な乳癌治療を行っています。現在、乳
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癌治療には多くの選択肢がありますので、十分話し合って治療方針を決定するよ
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うにしています。また、乳腺の良性腫瘍や乳腺炎などの診断・治療も行っていま
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す。内分泌外科では主に甲状腺疾患(甲状腺癌・甲状腺腫・甲状腺機能亢進症)
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と副甲状腺疾患(原発性副甲状腺機能亢進症)の診断と外科的治療を行ってい
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<小児外科>
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小児外科は新生児から乳児、幼児、学童、思春期における一般外科疾患を取り
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