高知大学医学部附属病院は日本肝胆膵外科学会の高度技能専門医制度に
より、高度技能専門医修練施設(A)に認定(認定期間 2013年6月1日 〜
2018年5月31日)されています。中国・四国エリアでは13施設のみが認定され
ています。
この制度の趣旨は 「高難度の手術をより安全かつ確実に行うことができる外
科医師を育てる」 ことです。また、高度技能専門医であることは、高度技能指
導医のもと、high volume center といえる修練施設で経験を積み、学会の認
定基準に定められた高難度肝胆膵外科手術の実績数を持つ医師であること
を表しています。
また施設認定については以下の基準をクリアしなければなりません。
1. 日本消化器外科学会専門医制度指定修練施設に認定されている。
2. 高度技能指導医(*1)あるいは高度技能専門医(*2)が1名以上常勤し、十
分な教育体制がとられている。
3. 申請前年の12月末までの1年間に高難度肝胆膵外科手術(高度技能専
門医制度 施行細則第8条1)参照)を50例以上行っている施設を修練施
設 (A)、30例以上行っている施設を修練施設 (B) とする。
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(*1) 肝胆膵外科に関する診療に従事し、豊富な学識と経験、指導意欲
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(*2) 肝胆膵領域における専門的な知識、および高い倫理性と共に熟練
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当外科1では高度技能指導医、花ア教授の下、昨年1年間で94例(肝切除71
例、膵切除23例)の手術を行いました。肝胆膵における進行癌で、今まで諦
めるしかなかった、外科治療が相当困難な厳しい症例でも、高知県民の 「最
後の砦」 として、高度な医療技術を駆使した最先端の外科治療を提供したい
と思っています。どうか諦めずに相談に来てください。
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