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ロボット支援手術 「手術ロボット“ダビンチ”」

 「ダビンチ」は、ペイシェントカート(ロボット部)、サージョンコンソール(執刀医の操作台)、ビジョンカート(助手用のモニター)から構成される手術システムです。



 ロボット部には先端に鉗子やメスなどを取り付ける3本のアームと内視鏡が装着されており、手術を行う執刀医はケーブルでつながった操作台に座り、遠隔操作でロボットアームの先端の鉗子を動かして切除や縫合などの手術を行います。

現 状

 2012年9月、この内視鏡手術支援ロボット「ダビンチS (米国インテュイティブ・サージカル社製)」が高知大学医学部附属病院に導入されました。さらに2017年7月には第4世代の機器である「ダビンチXi」が導入されました。 世界においても最先端の医療技術とされる手術ロボット「ダビンチ」は、欧米を中心に導入され、現在、日本国内でも多数の施設で導入されています。 また、本邦では、この「ダビンチ」を用いた手術は前立腺癌および腎癌に対する手術においてのみ健康保険の適応として認められていましたが、2018年4月より膀胱癌に対する手術も保険適応として認められました。


 我々高知大学医学部泌尿器科では、「オンラインによる教育システムの受講」、「動物ラボトレーニング」、「公認施設での症例見学」、「自施設でのシステムトレーニング」などの日本泌尿器科学会および日本泌尿器科内視鏡学会が制定した教育プログラムを受け、認定資格を取得した上で、2012年10月29日から前立腺癌に対するロボット支援手術を開始しました。2019年4月現在、6名がロボット支援手術認定医を、4名が指導医を取得しており、合計700件以上のロボット手術を安全に行えています。
また、2017年4月より、症例見学指導施設として認定されています。

長 所

  • 「ダビンチ」の長所は、小さな孔(あな)からカメラや鉗子を挿入し手術を実施するために、開放手術と比べて明らかに傷が小さくて済みます。

  • さらに、腹腔鏡下手術と比べて、拡大視野で、3次元の立体的な、デジタルハイビジョンによる鮮明な映像、緻密な手術操作により、出血量が少ない低侵襲な手術が実施できます。合併症のリスクも少なく術後の回復が早く、ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術では術後7日目に退院と、入院期間が短く早期の社会復帰が可能です。

  • 癌の根治が容易であるばかりでなく、術後の尿禁制や性機能の早期回復も期待できます。

安全性

  • 手術ロボット「ダビンチ」を用いた手術とは、ロボットが手術を行なうのではなく、医師がロボットを活用し、より精度の高い手術を行うものです。

  • 「ダビンチ」は操作性および機能性に優れており、開放手術や腹腔鏡下手術と比較して、短い期間で手術の技能を習得することができ、そのため常に一定の高い水準の手術を提供することができます。また、医師は術者としての特別な認定資格を取得し、訓練を積んだ後に手術を行う執刀医となります。

  • さらに当院では独自の基準を設けており、その基準を満たした者のみが手術を行います。トレーニング シミュレーターを用いて、技術を高めていく訓練も日々重ねています。

  • 「ダビンチ」は、機械の異常をシステム側で確認し、手術前にトラブルを回避できるようになっています。事実、「ダビンチ」のシステムエラーは世界中でわずか0.2~0.4%と極めて低いもので、当院でもこれまで事故はありません。さらに医師をはじめ手術に携わるスタッフは、緊急時を想定した訓練を積み、安全管理の徹底が図られています。

費 用

  • 手術ロボット「ダビンチ」を用いた手術は、2012年4月より前立腺癌が、2016年4月より腎癌が、2018年4月より膀胱癌が健康保険の適用となりました。さらに、高額療養費制度も適用されます。

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