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精神科では幅広くメンタルヘルスの問題に取り組んでいます。現在のストレス社会ではどの世代でも病気になる可能性があり、実際心の病気になる方が増え続けています。
最近は脳科学の進歩により心の病気も原因が少しずつ解明され、診断のための検査技術や治療方法も進歩しています。
薬物療法や心理社会的療法などのレベルで、精神的な健康を維持できるよう治療を行っています。
うつ病、パニック障害、PTSD、統合失調症、アルツハイマー病、正常圧水頭症、ADHDなどの疾患
その他のこころと体の不調に関しても、お気軽にご相談ください。
外来治療は原則予約制です。外来の診療体制については、下記「外来診療体制」をご参照ください。入院治療では、手厚い医師の診察や看護師のケアを受けます。くすりの調整が行われ、規則正しくゆったりとした生活が提供されます。そのような環境の中で入院時の症状が改善します。
患者さんのこころの病・こころの悩みへの対応のみならず、ご家族へのサポートなども対応できるように診療する。
地域の病院や診療所、公的機関、施設と連携をとりながら診療にあたる 。
精神疾患は全般的に治療を行っていますが、私達の精神科が得意としている所は、下記の内容です。
1. | 認知症 早期発見と長期的なケアの計画を行います。神経心理学的アプローチによる診断・治療・ケアに取り組んでいます。 |
2. | 修正型電気けいれん療法 麻酔科と一緒に診療にあたります。重度のうつ病の方や、統合失調症の方を対象に行っています。以前の電気けいれん療法と異なり、副作用の非常に少ない方法です。詳しいことは外来担当医や入院主治医に相談してください。 |
3. | 身体合併症治療 総合病院のため、体の病気を持った精神疾患の方の治療に積極的に取り組んでいます。 |
4. | 心理教育 病気をよく理解してもらうために、ビデオを用いての説明、患者さんの病気や症状に対して、ご家族の対応の仕方などについて詳しい説明を行っています。 |
5. | 子どものこころ診療部 気分が落ち込んで元気がない、落ち着きがない、対人関係が苦手、集団生活が苦手など、主に15歳以下の子どもの発達とこころの問題全般に対応しています。 |
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
午前 | 數井 裕光(教授) 上村 直人(講師) |
數井 裕光(教授) 樫林 哲雄(講師) 津田 敦(病院助教) 藤戸 良子(助教) |
上村 直人(講師) 掛田 恭子(学内講師) 赤松 正規(助教) |
掛田 恭子(学内講師) 藤戸 良子(助教) 小松 静香(特任助教) 森田 啓史(医員) |
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午後 | 數井 裕光(教授) 上村 直人(講師) 樫林 哲雄(講師) |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
緩和ケア(メンタルサポート)外来 認知症外来(午後) |
(精神科外来) 予約電話:代表 088-866-5811(内線23260)
てんかんや意識障害など大脳の機能を診るための検査です。入院・外来を問わず施行しています。
頭部CT、頭部MRI、頭部脳血流シンチグラフィー(SPECT)検査--認知症性疾患や器質性の精神疾患の診断に用います。
ミニメンタルテスト(MMSE)、WAIS-Ⅲ(知能評価検査)など、大脳の高次脳機能の評価を行います。現時点での知的能力や判断能力に加え、退院後の生活能力の評価や将来の活動性の予測にも用います。
言葉ではなかなか表現できない患者さんの内面の心理状態の評価や、精神疾患の診断にも用います。さまざまな検査がありますが、代表的なものとして、ロールシャッハテスト、描画テスト(風景構成法、バウムテスト)、MMPI(ミネソタ多面的人格目録)があります。または、WISC-Ⅳで子供の発達の評価を行ないます。
病人を抱えているご家族が感じておられる問題点などを時間をかけて面接して明らかにし、結果を分析して家族教室などに役立てます。
治療法としては薬物療法と心理社会的な治療を行います。薬物は病気に応じて使い分けます。例えばうつ病では抗うつ薬、統合失調症では抗精神病薬などです。精神の働きに作用するお薬は最近効果的で副作用が少ないものが次々に出てきましたが、これらを積極的に採用しています。心理社会的治療は、個人精神療法、集団精神療法、家族療法などを行います。これも病気に応じてどの治療法がよいかを決めます。その他の治療として、電気けいれん療法と高照度光照射療法を行っています。治りにくいうつ病や睡眠障害の場合に行われるものです。