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救急部

概要

 当施設は、一般救急と小児救急においては2次救急病院であり、周産期救急においては3次救急となっています。一般救急の領域では、心肺停止、そして、急性冠症候群患者ならびに脳卒中患者を受け入れる施設として県に登録されています。また、小児救急は、地域の輪番病院の1つとして機能しています。
 周産期救急では、産科婦人科医師が交代で常駐(PICU)しており、小児科輪番日も小児科医が交代で常駐しています。
 大学病院という特性上、救急搬送患者数の約半数は、他院からの紹介患者及び、掛かりつけ患者の受入となっています。

救急患者の診療体制

 平日の救急車での患者は、救急外来で診療を行います。診療は、救急部および各科救急担当の医師が行っています。夜間休日の救急外来は、病院全体当直勤務を行っており、内科系医師1名・外科系医師1名・研修医1~2名で担当します。病棟内には循環器内科医・脳神経外科医・産婦人科医・小児科医が常に1名おり、相談のできる体制をとっています。ICUには集中治療部医師1名が勤務体制で常駐しています。緊急血管造影・緊急手術などに即座に対応し、術後はICUで管理をしています。 

令和2年度(2020年度)総括

 2020年度は新型コロナウィルスにより大変な年となりました。当院は中等度までのCOVID-19患者を受け入れました。高知県全体も救急搬送にかなりの影響を与えました。

 救急車(消防)搬送件数の推移
2020年度は高知県全体では、救急搬送総数は37,095件で2019年(38,380件)と比較し1,285件の減少、率にして昨年比96.6%でした。2017年度から2020年度までの4か年の救急搬送上位8病院の推移を図1に示します。ほとんどの病院で2018年をピークに減少傾向にあります。唯一増加に転じているのが高知大学医学部附属病院(以下高知大学病院)です。2019年8月に高知大学に正規講座として災害・救急医療学が開設され、病院全体が救急医療に対して力を向け始めたからだと思います。

2017-2020年度救急車(消防)搬送件数

 高知大学病院の救急集計(表1)
表1をご覧ください。救急車等受け入れ(病院救急車も含む)は、2019年度に比較し2020年度は282件増加しました。うち1,106名は入院に至っています。心肺停止患者の受け入れは昨年度比205%の38件の受け入れです。今後もできる限り心肺停止患者は受けていこうと思っています。

表1

 

 図2は当院に来る救急車の分布を示します。一番多かったのが高知市消防局で724件、次に南国市消防署、香南市消防署、香美市消防署と続きます。これら4消防本部で86.5%を占めます。当院は南国市にありますが、そこに隣接している高知市・香南市・香美市からの救急搬送が多かったわけです。一方消防本部から見てみると、南国市消防署の救急搬送のうち当院が26.5%で、香美市・香南市も20%弱が当院に搬送されています。高知市消防局は4.4%の患者が当院に搬送されていました。おそらく高知市と南国市の境目のところからの搬送だと考えています。今後ますます4消防本部とは連携しながら救急医療に貢献していかねばと考えています。それ以外の消防地域とはその地域の病院と連携し、入院患者で治療困難な患者の当院へ転院搬送していただくことを進めていきます。

 図2
表2
表3

 

 病院救急車
2021年2月に高知大学病院の救急車を香美市消防本部から譲り受けました(写真)。内部の医療機器の整備を行い、また救急救命士(写真)を1名2021年4月から雇用し転院搬送は当院の救急車でできるだけ行って、消防と業務分担をしていければと思っています。

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