EDUCATION

児童青年期精神医学

研究室紹介

児童青年期精神医学講座は、高知県からの寄附により2019年4月、高知大学医学部に設置された寄附講座です。高知県における発達障害の診療・養成・研究のための中核機関の設立に向け、高知大学医学部附属病院精神科をはじめとする基幹施設間の連携・養成体制の活性化や、かかりつけ医と連携した地域支援体制の整備・支援者養成、医工連携を活用した地域包括的な支援体制の整備及び研究の活性化、平時の支援体制整備に基づく災害時の子どものこころケア体制の確立を図るとともに、高知県の地域精神医療を担う精神科医師の確保及び育成に取り組みます。2020年7月15日より高知大学医学部を拠点病院として高知県から子どもの心の診療ネットワーク事業を委託されました。

研究内容

児童青年期精神医学講座では、高知県の要請に基づき、神経精神科学講座や小児思春期医学講座、県内の関係機関と連携し、以下のように教育・研究・診療を実施していくことで、高知県内の精神保健福祉活動に大幅な進展をもたらせるように努めます。高知大学病院子どものこころ診療部を強化することで、高知県における発達障害および児童青年期精神障害の診療・養成・研究のための中核機関が設立でき、高知県内の基幹施設や研究・研修機関、関係機関と円滑な連携体制を整備し、専門医・かかりつけ医等支援者および専門職など地域の支援体制を担う人材を安定して供給することで、児童・青年・成人・高齢期にいたるライフステージを通した切れ目のない多職種地域包括的支援体制を構築します。また、円滑な多職種連携に基づく地域包括的支援体制が構築することで、児童虐待、青年期の自殺、保護者のアルコール依存などの社会的課題解決への貢献を目指します。平時の多職種地域連携体制が整備されることで、災害時の子どものこころのケア体制が円滑に行われます。

教育分野

  1. 専門医・かかりつけ医等支援者の教育・養成
  2. 心理判定員や言語聴覚士、看護師など専門職の教育・養成
  3. 精神科医療機関への人材の供給

研究分野

  1. 高知ギルバーグ発達神経精神医学センターと連携した研究の実施
  2. 健診・支援体制の充実に向けた医工連携を活用した研究体制の整備

診療分野

  1. 大学病院子どものこころ診療部の強化
  2. 基幹施設(高知大学医学部附属病院、高知県立療育福祉センター、高知医療センターこころのサポートセンター等)間の連携体制の構築
  3. 関係機関の連携による健診・診療体制の充実

スタッフ紹介

役職名・所属 氏名 詳細

寄附講座(児童青年期精神医学)

特任教授 高橋 秀俊 研究者総覧へ
特任助教 小松 静香
高知大学医学部 児童青年期精神医学

高知大学医学部 児童青年期精神医学

TEL:088-880-2359

FAX:088-880-2360