高知大学 医学部 看護学科

カリキュラム

カリキュラム・ポリシー

 看護学科では、実践力の高い看護師(看護師実践力育成コース)、地域の健康を支える保健師(保健師育成コース)および看護師資格を持つ教諭(養護教諭・高校看護教諭育成コース)を育成するため、カリキュラムは看護の基盤となる教養や基礎知識を習得するための看護基盤系科目、看護関連の専門知識・技術を習得するための基礎看護系科目・臨床看護系科目・地域看護系科目・統合看護系科目、国際的な視野と知識を習得するための国際活動系科目および教諭資格を取得するための教職系科目の7つの科目群で構成する。

1.看護基盤系科目群は、豊かな人間性と倫理感性を育み、根拠に基づいて問題解決に向けて取り組むことができるように、全学の共通教育科目である初年次科目と教養科目並びに共通専門科目で構成する。

①初年次科目は、入学初期の1年次より開講する科目であり、自立して学び続ける姿勢、自ら考え行動・表現する力、他者との関わる力などを習得できる科目で構成する。

②教養科目は、医療人の基盤として、人間の心理、社会、自然についての幅広い教養を学ぶものであり、多様な学術分野の科目で構成する。

③共通専門科目は、看護の専門的な学習の基礎となる科目で構成しており、1・2年次を中心に配置する。主に、看護の対象である人間を看護の視点を持ちつつ科学的に理解できるように、自然科学科目、医学科目および看護関連の複合科目で構成する。

2.看護の専門教育科目である基礎看護系科目群、臨床看護系科目群、地域看護系科目群、統合看護系科目群は1年次から4年次に配置する。看護師として人々の健康生活向上に向けて援助するために必要な看護の専門的な知識や技術が習得できるように、講義・演習・実習の順に科目を配置する。

①基礎看護系科目群では、看護の原理となる知識や生活支援に必要な基礎的な技術を1年次から学ぶと共に、学年進行につれ医療における安全や効果的な教育・管理などについて学ぶ科目を配置する。

②臨床看護系科目群では、生命の誕生から死に至るライフサイクルに応じて必要な看護の知識と技術を学ぶ科目で構成し、母子看護学、成人看護学、精神看護学の科目を配置する。

③地域看護系科目群では、地域で生活する人々の健康の保持増進に向けて必要な看護の知識と技術を学ぶ科目で構成し、高齢者看護学、在宅看護論、公衆衛生看護学などの科目を配置する。また、この群には、保健師育成コース選択の学生向けに、保健師国家試験受験資格の取得に必要な科目を配置する。

④統合看護系科目群では、3年次までの学びを統合し高度な専門性をもってチームの一員として役割発揮ができるように、4年次に統合看護分野の科目を配置する。特に看護師実践力育成コースでは、臨床の場や地域で求められる高度な実践力としてクリティカル看護や地域で生活する人々を支える看護者を育成するための科目を配置する。また、看護研究に取り組める基礎を習得できるように、3・4年次に看護研究、卒業研究などを配置する。

3.国際活動系科目群では、国際的な看護活動ができるように、外国語や国際活動に関する科目を配置する。

4.教職系科目群は、主に養護教諭・高校看護教諭育成コースの科目群であり、養護教諭・高校看護教諭の免許状取得に必要な科目を配置する。

5.コースの選択
 コース選択は2年生末に行いますが、教職コースを選択する人は1年生の時から教職科目を履修する必要がありますので、注意して下さい。
 保健師コースは保健師の需要と地域保健機関での受け入れ人数の制限から入学定員の半数を上限にしています。
 各コースでは下図のように卒業必要単位以外に科目履修することになります。詳しい科目構成はカリキュラムマップを参照して下さい。

  

カリキュラムマップ




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