医科初期研修プログラム

プログラムの概要 ― プログラム一覧

高知大学臨床研修プログラム概要

定員26人

 本院の基本的プログラムです。
「将来の専門性に関わらず、幅広い研修を行い、しっかりと基本的診療能力を身につけたい」
「将来は外科系にすすみたいと考えているので、2年間のうち、外科系研修を重点的に行い、3年目からの専門研修に備えたい」
「将来は病理診断医をめざしているが、そのために役にたつ臨床経験を実践したい」
「将来は内科医をめざしているが、専門は決めていない。できるだけ多くの分野を研修して自分に合う領域をみつけたい」
など様々なニーズに応えることができます。

 高知大学病院だけでなく、数多くの研修協力病院・協力施設での研修を組み合わせることが可能です。しかし自由度を高めているだけではありません。あなたのニーズを実現するために、各分野の専任アドバイザーが最も効果的なローテート研修のプラン作りをお手伝いします。詳しくは資料「高知大学で初期研修 卒後臨床研修のご案内」をご覧ください。

■ローテート研修

ローテート基本型
1年次 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
内科(3科) 麻酔 救急 外科 小児 産婦
2年次 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
精神 地域 一般
外来
自由選択

ローテート例
1年次 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
自由選択 内科(3科) 外科 自由選択 麻酔
2年次 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
救急 小児 産婦 地域 精神 一般外来
(十全総合)
自由選択

スケジュール表は1例であり、ローテート順を示すものではない。

必修分野
内科24週以上、救急12週以上、外科4週以上、小児科4週以上、産婦人科4週以上、精神科4週以上、地域医療4週以上、一般外来4週以上です。

救急 12週以上
1年目に大学で4週以上の麻酔科研修後、1年目の25週目以降に高知大学あるいは協力病院で実践的救急研修を行う。

内科 24週以上
1年目に以下の7つの内科診療科から3科を選択し各8週以上単位でローテートする。①第一内科(胃腸/肝胆膵)、②第二内科(内分泌・糖尿病/腎臓・膠原病)、③血液内科、④呼吸器・アレルギー内科、⑤老年病・循環器内科、⑥脳神経内科、⑦腫瘍内科

外科 4週以上
高知大学病院(外科、心臓血管外科、呼吸器外科から選択することを強く推奨)又は希望があれば協力型研修病院で研修。

小児科 4週以上
高知大学病院又は希望があれば協力型研修病院で研修。

産婦人科 4週以上
高知大学病院又は希望があれば協力型研修病院で研修。1年目の25週目以降での研修が望ましい。

精神科 4週以上
高知大学病院又は希望があれば協力型研修病院で研修。1年目の25週目以降での研修が望ましい。

地域医療 4週以上
2年目に、高知県へき地医療研修プログラム、地域志向性地域医療研修プログラム、在宅療養支援診療所を中心とした在宅医療研修のいずれかを選択して研修を行う。

一般外来研修 4週以上
病棟研修を含む分野の研修を8週以上行った後、高知大学病院の総合診療部で4週以上あるいは、2年目に十全総合病院で8週以上研修を行う。

自由選択科目
必修科目以外の研修期間は、自由選択科目の研修を行うことができます。2年間の研修の目的や将来のキャリアを考えながら、科目を選択することが必要となります。そのために、それぞれの分野のキャリアパスやローテート推奨パターンを解説した資料「高知大学で初期研修 卒後臨床研修のご案内」をご参照下さい。
選択できる科目は以下の科(部)ですが、協力型研修病院(施設)での研修を選択することも可能です。詳細については、資料「高知大学で初期研修 卒後臨床研修のご案内」をご参照下さい。

自由選択科目
第一内科、第二内科、血液内科、呼吸器内科、老年病・循環器内科、脳神経内科、腫瘍内科、小児科、精神科、皮膚科、放射線診断科、放射線治療科、外科(消化器外科、乳腺内分泌外科、小児外科)、心臓血管外科、呼吸器外科、形成外科、麻酔科、産婦人科、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、脳神経外科、泌尿器科、検査部、総合診療部・地域医療、病理診断部、緩和ケア、救急