学位論文に関わる評価基準

黒潮圏総合科学専攻の学位論文は、以下の1~13の基準に従って評価し、審査を行う。

1. 研究課題、目的、意義

  • 研究課題や目的は、黒潮圏総合科学専攻の理念や目的に沿ったものであること。
  • 関連する研究分野の先行研究などと比較して新規性が認められ、当該研究分野の発展に貢献できること。
  • 学際的・国際的視野から、黒潮圏諸地域における自然環境と調和のとれた持続型社会の構築に貢献できる知見や、黒潮圏科学の発展に貢献できる知見などを提供できること。

2. 参考論文

  • 学位論文は、課程博士においては1編以上の参考論文、論文博士においては3編以上の参考論文を中心に構成されていること。参考論文とは、「高知大学大学院総合人間自然研究科黒潮圏総合科学専攻学位審査等に関する実施要項」取り扱い申し合わせにより定められた学位論文の研究を行う上で重要な論文、又は学位論文の主要な部分に関する論文をいう。

3. 論文題目

  • 学位論文全体としての研究課題や目的、内容を十分に反映し、重要かつ適切なキーワードを含んでいること。

4. 要旨

  • 学位論文全体としての研究課題に関する背景や研究目的、研究計画や方法が簡明に記述されていること。
  • 主要な知見が適切に記述されていること。
  • 研究課題全体に関わる結論が簡明に示されていること。

5. 章や節の構成

  • 学位論文は、論理的な流れに沿って章や節に分けられ、適切に構成されていること。
  • 適切な目次を付すこと。

F. 序論

  • 研究課題に関連する背景と問題点、仮説などが、当該学術分野の論文に必要なスタイルに則って明確に論じられていること。
  • 研究目的が論理的に導き出され、かつ明確に示されていること。さらに研究目的は、研究計画や方法、得られた知見及び結論と対応していること。
  • 先行研究との比較により、当該研究の位置づけや、意義、特色、新規性が明確に示されていること。
  • 文献や統計情報などが適切に引用されていること。

7. 材料・資料と分析方法

  • 研究計画は、研究目的を達成できるように策定されていること。
  • 材料あるいは資料と分析方法が正確に記述され、その学術的妥当性が示されていること。
  • 記述された材料あるいは資料と分析方法により、他者による検証が可能であること。
  • 適切な分析方法が用いられていること。
  • 材料あるいは資料や分析方法に関わる文献が適切に引用されていること。

8. 結果の分析、解釈、議論

  • 研究目的を達成する上で必要な分析結果が得られていること。
  • データや結果は、統計的手法など当該学術分野で必要とされる手法により適切に分析され、論理的に解釈され、議論されていること。
  • 図表や写真などが適切に配置され、使用されていること。図表や写真のタイトルはその内容を簡潔かつ的確に説明するものであること。また、表や写真は印刷時に鮮明であること。
  • 結果の解釈や議論の展開に必要な文献が、適切に引用されていること。

9. 結論

  • 結果の解釈や議論についての総合的な考察により、研究課題や目的に対する回答が結論として論じられていること。
  • 研究目的がどの程度まで達成されたのかについて論じられていること。
  • 未解明として残された点や今後の課題などについて論じられていること。
  • 得られた知見が、当該学術分野においてどのように貢献できるのかについて論じられていること。
  • 他に、特筆すべき成果や、得られた知見により貢献できる分野等があれば、それらについて記述されていること。

10. 文中の引用および引用文献リスト

  • 文献を引用した場合は、著者や出版年などの情報が文中に明示されていること。
  • フォーマットが統一されていること。
  • 抜け落ちなどの誤りがないこと。

11. 参考論文などのリスト

  • 学位論文を構成する参考論文や関連する学会等での発表のリストを目次のあとに付すこと。

12. 文章の体裁、表現、語句など

  • 学位論文全体を通して統一されたスタイルで構成されていること。
  • ページ、章や節、図表や写真などの番号は、統一的に付され、誤りのないこと。
  • 日本語で学位論文を作成する場合は、英文題目および要旨が併記されていること。なお、図表や写真のタイトルや説明文は、英文で作成されているか、和文と併記されていることが望ましい。(歴史学や文学など英語の使用が難しい分野は、その限りではない。指導教員の指示に従うこと。)
  • 英語で学位論文を作成する場合は、スペルミスや文法上の誤りなどがないこと。学位論文の提出後であっても、ネイティブによる校正を求めることがある。
  • 学術雑誌等に投稿論文等として掲載されている箇所は、著作権に十分留意し、投稿時の著者最終稿等を使用すること。

13. 公開審査会における発表

  • 学位論文研究の内容が、要旨に沿って明瞭に発表されていること。
  • スライドなどの資料が適切に作成され、その説明が明瞭かつ的確であること。
  • 質問に対し、的確に回答していること。
  • 発表時間を遵守していること。