トップページ >> サンゴ
「サンゴ 生態」/温暖化とどうつきあうか 一生態系の変化と適応策一
「珊瑚」/温暖化とどうつきあうか 一生態系の変化と適応策一
高知県沿岸のサンゴ分布の変化
このグラフは高知県沿岸のサンゴの種類の変化を示したものです。だんだんと西の方から、その種類が増えていくのがわかります。(目崎拓真・久保田賢「高知県沿岸海域における造礁サンゴ群集の変遷」『海洋と生物』201, p.333, 2012.より作成)

高知県の手結海岸は、サンゴ群集だけでなく、温帯性の海藻(カジメ)が林のように生育している海中林でも有名でした。しかし、2000年までに、この海中林は消滅してしまっています。それに代わって、サンゴが拡大しており、かつての海中林があった4割ほどのところにサンゴが繁殖するまでになっています。(目崎拓真・久保田賢「高知県沿岸海域における造礁サンゴ群集の変遷」『海洋と生物』201, p.335, 2012.より作成)
サンゴ
(目崎拓真氏提供)
カジメ
(平岡雅規氏提供)
与論島(鹿児島県)のサンゴの再生
被度とは、サンゴが調査された海底のどのくらいの面積を覆っているかを示す指標です。この図から礁縁部(下図参照)のところで被度が増加しているのがわかります。(野島 哲「与論島のサンゴ礁の現状と課題」『海洋と生物』201, pp.350-351, 2012.より作成)
与論島(礁縁部)※写真をクリックしてご覧ください。

より大きな地図で 与論島(礁縁部) を表示
高知県 与論島