理学部専門科目:堆積学C(2007)<金曜3限> 2007/7/27更新
  • 4/20の講義は休講です.
  • 5/18,25の講義は休講です.
  • 7/20の講義は休講です.
  • 期末試験は、講義で解説した内容から出題します.教科書(地層の解読)では117ページまでの内容が該当します.
授業テーマと目的
 堆積学の基礎について解説する.堆積物(岩)の基本的要素(組成と組織)と生成プロセス(風化,浸食,堆積,続成作用)の概念を理解するとともに,野外での観察方法,観察した堆積物から復元される堆積環境,そして汎世界的な気候変動と堆積物の関係について実例を示しながら論じる.

 Keywords: 堆積環境,運搬・堆積作用,堆積サイクル,古環境

授業内容

      01. 4/13: ガイダンス:堆積学とその位置づけ
      02. 4/20:
      堆積物の基本構成要素
      03. 4/27:風化と浸食
      04. 5/11:
      水の流れと運搬・堆積作用
      05. 5/18:
      堆積岩の生成と続成作用
        5/25:休講(調査航海のため)
      06. 6/01:
      堆積場の形成と発達
      07. 6/01:
      海底扇状地と堆積物重力流

      08. 6/15:炭酸塩堆積物と堆積環境
      09. 6/22:遠洋性堆積物の起源
      10. 6/29:遠洋性堆積物の堆積環境
      11. 7/06:堆積サイクルと海水準変動
      12. 7/13:音響層序学とシークエンス層序学
      13. 7/20:深海掘削と堆積学
      14. 7/27:堆積リズムと気候変動(補講期間)
      15. 8/03:期末試験

参考情報
教科書・参考書
教科書として以下の本を指定する.
  • 「地層の解読」平朝彦(著),岩波書店,2004.

参考書として以下の本を推薦する.

  • 「堆積物と堆積岩」日本地質学会フィールドジオロジー刊行委員会(編),共立出版,2004.
  • 「地球表層の物質と環境」勘米良亀齢・水谷伸治郎・鎮西清高(編),岩波書店,1991.(絶版)
  • 「堆積学 新しい地球科学の成立」岡田博有(著),古今書院,2002.

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