堆積学2008

理学部専門科目：堆積学Ｃ/堆積学（2008）＜金曜３限＞　2008/7/18更新

お知らせ

期末試験を7月25日（金）に実施します．

授業テーマと目的

　堆積学の基礎について解説する．堆積物（岩）の基本的要素（組成と組織）と生成プロセス（風化，浸食，堆積，続成作用）の概念を理解するとともに，野外での観察方法，観察した堆積物から復元される堆積環境，そして汎世界的な気候変動と堆積物の関係について実例を示しながら論じる．

　Keywords: 堆積環境，運搬・堆積作用，堆積サイクル，古環境

授業内容

01. 4/11: ガイダンス：堆積学とその位置づけ
02. 4/18：堆積物の基本構成要素
03. 4/25：砕屑粒子の運搬と粒度分析法
04. 5/09：粒度分析とその表現法
05. 5/16：堆積岩の生成と堆積過程
06. 5/23：堆積過程と堆積構造
07. 5/30：様々な堆積環境
08. 6/06：陸上と浅海での堆積環境

09. 6/13：海底扇状地と堆積物重力流
10. 6/20：遠洋性堆積物の起源と堆積環境
11. 6/27：炭酸塩堆積物と堆積環境
12. 7/04：堆積サイクルと海水準変動
13. 7/11：音響層序学とシークエンス層序学
14. 7/18：堆積リズムと気候変動
15. 7/25：期末試験（補講期間）

参考情報

教科書・参考書

参考書として以下の本を推薦する．

「地層の解読」平朝彦（著），岩波書店，2004．
「堆積物と堆積岩」日本地質学会フィールドジオロジー刊行委員会（編），共立出版，2004．
「新版砕屑物の研究法」公文富士夫・立石雅昭（編），地学団体研究会，1998.
「シーケンス層序と水中火山岩類」日本地質学会フィールドジオロジー刊行委員会（編），共立出版，2006．