コアセンター 一般公開 2004秋

<ENGLISH>

最終更新日:08.1.14

2004年11月6日(土)に,高知大学物部キャンパスの一日公開が行われ,
これにあわせて海洋コア総合研究センターも施設・設備の一般公開を行いました.

快晴の秋空の下,大勢の方々が物部キャンパスを訪れ,ミカン狩りやイモ掘りなどの農学部ならではのイベントを堪能したようです.
コアセンターにも総計290名が見学に訪れました.

事前の案内ページはこちら
昨年の一般公開の様子はこちら

<主な内容>

●統合国際深海掘削計画(IODP)のパネル展示
●地球深部探査船「ちきゅう」建造の様子を納めたビデオ上映 船は完成間近!
●コアセンター施設見学&研究内容の紹介
●コア保管庫へ入ってみよう<-20℃体験>
●世界の海の堆積物に触ってみよう<深海底にタッチ>
●微化石ってどんなもの?-顕微鏡観察体験
●コアセンター問答〜海洋への道〜 
ほか

エントランスには,統合国際深海掘削計画(IODP)や建造中の新掘削船「ちきゅう」の概要を説明するパネルが展示されています.これらは常設です.

MSCL室.
非破壊計測のマルチセンサーコアロガーや分光測色コアロガーなどが見学できます.

コア保管庫も公開しました.ここは-20℃の冷凍保管庫です.南国育ちの方達にとっては普段体験したことないような温度を体感することができたようです.子供達は「ひやい,ひやい」を連発.

サンプリング室での公開の様子.
老若男女が海底の世界を垣間見ました.

日本海佐渡島沖の深海底から採取したコアを展示しました.縞々です.

大作「世界の海洋堆積物」&「深海底にタッチ」
世界中の海から採取した堆積物から砂粒子を取り出して展示しています.陸源砕屑物あり,有孔虫あり,放散虫あり,IRDあり.物部川河口の砂も世界の堆積物の仲間入り.

カリブ海の白い砂(有孔虫化石)を顕微鏡で観察中.見学者には本物の「カリブ海の砂」をプレゼント.

コアセンター内各所に内緒で貼られた「ちきゅう」イラストの数を当てるクイズやアンケートを行いました.

アンケート回答者にはもれなくグッズをプレゼント.プレゼントは,海洋研究開発機構提供の「うらしま」携帯ストラップやボールペン.

おまけ1
キャンパス内には留学生らのお国料理の屋台などが建ち並び,お昼時には大盛況.

おまけ2
フィリピンからの留学生たちが,ブタの頭の丸焼きを実演中.

<アンケート結果の報告>
 回答者数は181名です.

1.サンプリング室での体験コーナー(コアにさわる,顕微鏡をみる)はおもしろかったですか?

a. とてもおもしろかった     63.3%
b. まあまあおもしろかった    33.9%
c. あまりおもしろくなかった   1.1%
d. おもしろくなかった      1.7%

2.ここで行われている研究について理解できましたか?

a. よくわかった         21.1%
b. まあまあわかった       60.6%
c. あまりよくわからなかった   17.8%
d. ぜんぜんわからなかった    1.1%

3.スタッフの対応はいかがでしたか?

a. たいへんよい         63.3%
b. よい             35.0%
c. あまりよくない        1.7%
d. わるい            0.6%

その他,多くのご意見,感想をお寄せ頂きました.アンケートに記入していただいた方々にお礼申し上げます.
来年度以降の一般公開への改善点として,また,今後の教育研究にも生かしていきたいと思っています.