地域協働学部の応援団である高知大学地域協働学部「地域協働教育推進会議」では、定期的に外部からゲストをお招きし、学生の学びに資するための講座を開催しています。
12月12日は、朝倉キャンパスに 熱海復活の仕掛人として注目されている 株式会社machimori代表取締役・市来広一郎氏をお招きし「熱海の再生 -まちを担うプレイヤーが次々と生まれ育つまちづくり-」をテーマにご講演いただきました。
市来さんは、地域の人が地元の価値に気づき、暮らしを楽しむまちづくり、目の前で起きていることを徹底して観察し、町の人たちとエリアのビジョンを共有すること、小さいなら、小さいなりのやり方など実践に基づくまちづくりの手法を時に冗談を交えて軽やかに語ってくださいました。
特に事業企画に取り組んでいる2年生にとっては自分たちの実践に直結するヒントが盛りだくさん。小さな主体や小規模の企画であってもそれらを束ねると大きな発信力を得られること、自分たちだけが頑張るのではなく「自ら動いてくれるプレイヤー」を育てること、様々なステークホルダーをつなげること、最初は反対していた人たちも1年2年と続けていくうちに評価が変わってくる、など市来さんの経験に裏付けられた言葉に 学生たちも真剣に耳を傾けていました。