地域協働で「答えを創る力」を養おう
石筒 覚
イシヅツ サトル / 地域産業政策論
イシヅツ サトル / 地域産業政策論
- 高知市内の商店街や日曜市で、学生と一緒にまちの賑わいを取り戻す取組をしています。 やま・うみ・むらと まちをつなげることで双方の活性化を目指しています。
- 地域協働学部には、2つの種類の「教室」があります。1つは、これまで慣れ親しんできた学校の中の教室です。そこには、机や椅子、黒板があり、たくさんの「授業」が行われます。もう1つは学校の外にあります。商店街、海のそばにある集落、山の中にある耕作放棄地。それぞれ固有の背景を持ち、高齢化、人口減少、津波にどう備えるかなど様々な課題を抱えています。そして、その課題に対する答えは1つではなかったり、まだ答えそのものが見つかっていないこともあります。地域協働学部では、その「答え創り」を地域の方々と一緒に行います。答え創りの方法には、農作業のお手伝いをする場合もあれば、地域でおばあちゃんたちが地道に作っていた豆腐の販売方法を考える場合もあります。そこでは「活動の幅の広さ」と「時間をかけたかかわりの深さ」が大切であり、中と外の「教室」を何度も行ったり来たりしながら、観察力や分析力をはじめ、種々の「答えを創る力」を鍛えていきます。
- https://researchers.kochi-u.ac.jp/DET01_G01/DET01_G01View/494